三谷幸喜が心がけていること「偉くならない、権威的になりすぎない」。

2013/03/03 02:13 Written by Narinari.com編集部

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脚本家の三谷幸喜(51歳)が3月2日、都内で行われた「第8回渡辺晋賞」(一般財団法人渡辺音楽文化フォーラム)の授賞式に出席。受賞の喜びを語った。

「渡辺晋賞」は、渡辺プロダクションが、エンターテインメント業界における新しい感性のプロデューサーを顕彰し、大衆文化のさらなる発展向上を目的とするプロデューサー賞として、同社創業50周年の2005年に創設した賞。過去に亀山千広(フジテレビプロデューサー)、鈴木敏夫(スタジオジブリプロデューサー)、松浦勝人(エイベックス・グループ・ホールディングス代表取締役社長)、秋元康(AKB48プロデューサー)、大里洋吉(芸能事務所・アミューズ会長)などの面々が受賞している。

今回、三谷は舞台・映画・テレビと多くのメディアの脚本を手掛け、連続テレビドラマにおいては新しいスタイルの人気番組を生み出し、さらに映画監督、舞台演出、そして出演とマルチな役割をこなしながら、“三谷ブランド”と称される軽妙洒脱なエンターテインメント作品を創出。多くの人の心をとらえてきた、卓越したプロデュース力が評価されての授賞となった。

授賞式では三谷は「ずっと好きなことをやり続けてきて、今ここに立てています。刑事コロンボが大好きで『古畑任三郎』に繋がって、新選組と大河ドラマが大好きで大河ドラマ『新撰組』に繋がりました。また、子どものころから柴田勝家や丹羽長秀といった武将が好きだったのですが、そこから、柴田勝家が主演の、今年公開の『清州会議』という映画に繋がりました。日頃、偉くならないこと、権威的になりすぎないことを心がけており、エキストラ含め役者や俳優・スタッフには敬語で話しており、また、あまりひけらかしたくないので公式プロフィールには受賞歴を載せていない私ですが、今日いっぱいは、渡辺晋賞を受賞したことを自慢したいと思います!コメディが大好きで、映画が大好きな私が、『無責任』シリーズを作った渡辺晋さんの賞を頂きました、ありがとうございました!」と受賞の喜びを語った。

また、グラフィック・デザイナー、イラストレーターの和田誠氏から「人を泣かせるより笑わせる方が難しいと言われている脚本の世界で、見事にコメディ作品を作り続けてヒットさせ続けている。それでいて、作品には一本、筋が通っており、『友情』や『医学と宗教』などの、シリアスなテーマも取り扱っている。笑いが上手く味付けになっている作品が多く、そこが見事だと思う」と祝福のメッセージが寄せられた。

続いて、三谷翻案・演出の舞台「桜の園」に出演した縁で、タレントの青木さやかが花束贈呈。「三谷さんは私の先生で、私の友だちで、私のとても好きな人です!本当におめでとうございます!」と祝福した。

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