中国はACLのレッズ戦に大注目、同国最大級サポーター数の広州と激突。

2013/02/25 17:48 Written by Narinari.com編集部

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来る2月26日、いよいよサッカーのAFCチャンピオンズリーグ2013(ACL)が開幕する。それに伴い、ここ最近、中国では同大会出場チームのニュースがたびたび報じられているが、中でも注目を集めているのが浦和レッズと対戦する広州恒大の話題だ。中国のスポーツメディアは日中両国が誇る人気チームの激突に“アジアのレッドデビル、雌雄を決する戦い”として熱い報道を繰り広げている。

ACLに出場する中国チームは江蘇舜天、広州、北京国安、貴州人和の4チーム。それぞれグループリーグではベガルタ仙台、浦和、サンフレッチェ広島、柏レイソルと対戦する。26日・27日の開幕戦で日中のチームが対戦するのは、26日の「広州vs.浦和」、27日の「貴州vs.柏」の2カードのみだが、中国スポーツメディアの関心はほとんどが「広州vs.浦和」に集中。それもそのはず、広州は中国リーグの覇者であり、北京とともに中国最大のサポーター数を誇るとともに、“サポーターが熱い”チームとしても有名だからだ。

中国のスポーツメディアはこれまで、日本のメディアを引用するかたちで浦和に関するニュースをたびたび伝えてきた。浦和のACLでの戦歴やシーズン前の練習試合の結果、サポーターが“日本で最も熱い”などといった一般情報から始まり、日本代表専属シェフを帯同させるという話題や、選手が中国の大気汚染を恐れているといったゴシップ的な話題まで、ありとあらゆる角度からニュースを報じて関心を呼び起こしている。

それに呼応するかのように、微博(中国版ツイッター)ではサポーターの応援歌が拡散されており、中には浦和や日本人を罵るコメント、尖閣諸島領有を主張するコメントなども多数見られ、ボルテージは最高潮に達しつつあるようだ。また、浦和が広州と同じ赤をチームカラーにしている点も広州のサポーターからしてみれば“納得がいかない”要素であるという。

一方、柏の話題となると、対戦相手がサポーターが比較的少ない貴州であることも影響してか、物寂しい雰囲気。昨年のACLで柏が広州と対戦したときはやはり大きく注目を集めたものだが、“注目カード”という点では、いまいちインパクトに欠けるようだ。

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