高良に吉高告白「好きだよ!」、“貴重な戦友”と5年ぶりの共演。

2013/02/24 00:14 Written by Narinari.com編集部

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俳優の高良健吾(25歳)や、女優の吉高由里子(24歳)らが2月23日、都内で行われた映画「横道世之介」の初日舞台挨拶に登壇。沖田修一監督と吉高より、高良にサプライズメッセージが伝えられた。

共演の池松壮亮(22歳)、伊藤歩(32歳)、綾野剛(31歳)も登壇したこの日のイベントでは、まず、主演の高良が映画を観終えたばかりの観客を前に「この映画が大好きで、宣伝もいろいろやったけど、不思議とまだ続く気がしている。観終わった後もみんなの中で育っていく映画だと思うし、みんなもこの映画のことを好きになってくれたらうれしい」と挨拶。

吉高は「ドキドキしています。すごく好きで泣きそうになる感覚を久しぶりに思い出させてくれる映画でした。自分の出ている作品を好きだと周りの人に行ったのも初めてだし、初めて親を舞台挨拶に呼びました」と話し、「好きになりましたか?」と観客に向かって問いかけると、客席は温かい拍手でいっぱいになった。

池松は「これだけみんなが大切にしてきた映画が無事に公開されたというだけで幸せです」と感無量の様子。伊藤は「この映画の世界観が大好き。みなさんの力ですごい作品になったと実感しているし、その中に私も入れてもらえてすごくうれしい」と笑顔で語った。

そして綾野は「みんなの人生の中の160分を『横道世之介』に投影してくれたのがうれしい。この作品が自分の手から離れていくのがさみしいというのを、(高良)健吾とも話していて感じています」と語った。

沖田監督も「監督として、一生付き合っていく映画だろうなと思っています。みなさんの中の大事な一本になればいいな、一人でも多く横道世之介を愛してくれる人がいたらうれしいです」と、キャスト、監督全員がそれぞれの言葉で「横道世之介」への熱い思いを語った。

長崎から上京した世之介の、大学生活1年間を描く本作。それぞれの16年後のシーンが劇中に出てくることにちなんで、16年後はどうなっていたいかの質問には、「16年経っても『横道世之介』が好きですと言ってもらえたらうれしい」と高良が語ると、吉高は「16個先の1年の後に、また会いたいと思ってもらえるようになりたい」と答え、綾野は「16年後、またこのメンバーで(『横道世之介』を)観ようか?」と登壇メンバーに提案。これには登壇者全員が賛同し、監督が「16年後のこの日にみんなで観ましょう」と舞台上で16年後の再会を誓った。

本作が2008年の映画「蛇にピアス」以来、5年ぶりの共演となる高良と吉高。舞台挨拶の最後には吉高から高良へサプライズのメッセージが贈られた。「貴重な戦友でもあるし、自分が未熟なときから知っているので本当に信頼できる。世之介をこんなに好きになれたのは相手が高良くんだったから。さみしいほど愛おしい映画を高良くんと一緒にできてうれしいし、これからもずっと高良くんへ気持ちは続いて行くと思います」と思いを告げ、「好きだよ!」と照れながらも戦友に“告白”。

沖田監督も「高良くんとはひょんな出会い方をして、何本か一緒にやって今回がやっと主演。この映画も人との出会いで変わっていく物語だと思っていて、そんな映画を高良くんとできたのがすごく不思議な気持ちです」としみじみと語り、「これだけは言わせてください。高良くん、好きだよ!」と監督からも熱い“告白”が飛び出した。

これには高良も「うれしいけどはずかしいけど、ありがとう。うれしいけど、こういうときなかなかうまく言えなくて」と二人からの熱い思いに、照れながらも恐縮しきりの様子で感謝を述べた。

イベントの最後にはサンバを踊る世之介の劇中シーンにちなんで、太陽のお面をつけた観客をバックにフォトセッション。会場中が温かいムードに包まれた舞台挨拶イベントとなった。

映画「横道世之介」は新宿ピカデリーほかにて全国公開中。

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