吉本4人「激似」ブサイク巨人に、容姿まで“吹き替え”は史上初?

2013/02/22 09:00 Written by Narinari.com編集部

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お笑いコンビ・スリムクラブの真栄田賢(36歳)、千原兄弟の千原せいじ(43歳)、博多華丸・大吉の博多華丸(42歳)、南海キャンディーズの山里亮太(35歳)の4人が、世界的不朽の名作「ジャックと豆の木」を3Dアドベンチャー映画化した「ジャックと天空の巨人」に登場する“巨人四天王”の日本語吹き替えを担当することがわかった。

「ジャックと天空の巨人」は、ゲームやマンガの世界をそのまま映像化したような中世イギリスが舞台。人間によって地上を追い出され、その後何百年もの間、天空での暮らしを余儀なくされた巨人たちが、主人公の青年ジャックが人間界と巨人界を隔てていた“禁断のドア”を古より伝わる“種”によって開けてしまったことにより、高低差1万メートルもの地上と天空を股に掛けた人間と巨人の壮絶な戦いが勃発する――。

4人が起用された“巨人四天王”(フィー、ファイ、フォー、ファム)は、巨人軍団を束ねるファロン将軍の下に仕える、一癖も二癖もあるキャラクターたち。肌は岩壁のようにゴツゴツ、褒める点など微塵もない容姿で、性格は傍若無人で野蛮、そして不潔な4人衆だ。

そんな彼らは主人公ジャックとヒロインのイザベル姫、人間たちに次々と襲い掛かり、絶体絶命の窮地へと追い込む。強い、デカい、速い、キモい(?)と4拍子揃ったこの巨人たちのビジュアルは、まさに吹き替え声優起用となった吉本芸人の4人と瓜二つで、特殊メイクやCGは一切不要、そのままハリウッドで巨人デビューできると言っても過言ではない点もポイントだ。

今回の起用理由も、ズバリ“激似”が最大の理由。配給元のワーナー・ブラザース映画の宣伝プロデューサーは「初めてこの巨人の姿を見たとき、自分の目を疑いました。そして、すぐに思ったんです『日本に本物がいる!』と。ハリウッド映画史に刻まれるであろうこの巨人四天王になりきれるのは彼らしかいない! と“真剣に”オファーを出しました。数ある吹き替え版の中でも、容姿までも“吹き替え”た作品は映画史上初かもしれません。ご期待ください!」と、その容姿があまりに似過ぎていたために、今回のオファーに至ったことを明かしている。

そうした経緯で、羊や人間までを狩る、罠仕掛けの巨人・フィー役に起用された真栄田は「このメンツとの並びは、不本意ですよ!このメンバーでコンパしたら僕が指名とれますから! 千原せいじさんなんて、“生きるためだけの顔”じゃないですか(笑)。巨人の中では僕が一番似てると思います。事務所に不満がある感じの眼なんか特に(笑)。なんだか愛着湧きますよ。このフィーくんに。この巨人は迫力がありますし、巨人なのに人間味があるんですよね。『こいつはこいつで生きてるんだぞ!』というのを出せるようにアフレコに挑みました。今度は、ぜひ相方の内間も使ってください。川のせせらぎの叫びとか。彼の持っている神秘性を活かせると思うんですよね(笑)」とコメント。

なんでも口に入れてしまう、くいしんぼう巨人・ファイ役の千原は「真栄田とかそっくりじゃないですか。ゴリも異常に似てるでしょ(笑)。山ちゃんなんか、機嫌悪いときそのものやもんね。キャスティング会議で絶対遊んでたしょ?って思うてしまいます(笑)。ブサイク芸人として、以前カラスの役でデビューしてますが、だんだん、霊長類に近づいていってる感じです(笑)。監督の言うとおりに出来たらいいなと思います。ノープランで挑みますよ!」と意欲。

自称巨人界のイケメン巨人・フォー役の華丸は「この並びは、ムムムですね! 顔で選ばれたのか、それとも声で選ばれたのか、どっちなんでしょうか? 真栄田さんなんて、顔そのままでしょ(笑)。日本の映画かと思ったくらいですよ。ハリウッドでもこの4人でいけるんじゃないですか? 逆輸入してみたい気持ちですよ。次回作では、ブサイク芸人代表としてホンコンさんに登場して頂きましょう! あと岩尾くん(フットボールアワー)とかね(笑)」。

オレがオレがと前に出たがる、でしゃばり巨人・ファム役の山里は「僕は似てるのかな? すごく名誉なはずなんですけど、有難うございますって喜んでいいんですかね? 巨人役に決まったとき真っ先に相談したのが、実はしずちゃんだったんです。『しずちゃん、巨人の役作りはどうやったらいいの?』って聞いたら『フガーッ!』って言ってました(笑)。それ訊いた瞬間に分かりましたよ。しずちゃんは、巨人の役作り35年くらいやっているんでね。『フガーッ!』の一言で伝わりました(笑)。巨人という今までにない役なので、如何に迫力を出すか。映像も迫力があるのでにそれに負けないように!っていうのもプレッシャーです」と、それぞれが喜び(?)を語った。

ほか吹き替え版声優には、主人公ジャック役にウエンツ瑛士、物語の重要なカギを握るお姫様イザベル役に平愛梨、そしてファロン将軍にガレッジセールのゴリと豪華声優陣が集結。果たして、顔面インパクト最強のブサイク巨人四天王役の4人は、その顔以上にどれほど物語を賑やかしてくれるのか、注目しておきたいところだ。

映画「ジャックと天空の巨人」は3月22日(金)、丸の内ルーブルほか3D/2D吹き替え版同時公開。3月23日より始まる第5回沖縄国際映画祭の特別招待作品にも決定している。

☆豪華な制作陣・キャストが集結

メガホンを執るのは「ユージュアル・サスペクツ」で一躍脚光を浴び、その後「X-メン」シリーズや「スーパーマン リターンズ」など、数々の傑作エンターテインメント映画を世に送り出している名匠ブライアン・シンガー監督。

主人公の青年・ジャック役は「アバウト・ア・ボーイ」「X-メン:ファースト・ジェネレーション」のニコラス・ホルト、そのほかプリンセス・イザベル役にエレノア・トムリンソン(「アリス・イン・ワンダーランド」)、二枚舌のロードリック男爵役にスタンリー・トゥッチ(「ハンガー・ゲーム」)、巨人たちに包囲されたブラムウェル王役にイアン・マクシェーン(「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」)、巨人たちのリーダー・ファロン将官役にビル・ナイ(「ハリー・ポッター」シリーズ)、そして、城の護衛エルモント役をユアン・マグレガー(「スター・ウォーズ」シリーズ)が演じるなど、ファンタジー大作常連の名優たちが集結した。


☆ストーリー

かつて地上には巨人が存在した――。
ある日、ひとりの青年が、そうとは知らずに人間界と恐るべき巨人界を隔てていた“禁断の扉”を開けてしまった!
何百年間もの間、人間たちから遠ざけられていた巨人たちは、かつて自分たちが住んでいた地上を取り戻すために、再び人間界に足を踏み入れる。
主人公・ジャックは、王国のために、王国の人々のために、そしてプリンセスへの愛の為に命懸けの戦いに挑むことを決心するが、襲ってくる巨人は100人、迎え撃つのはわずか300人の人間のみ。はたしてジャックたちに打つ手はあるのか――!

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