名優デンゼル「慢心せず鍛錬」、役者としての“信念”に感嘆の声。

2013/02/21 16:07 Written by Narinari.com編集部

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名匠ロバート・ゼメキス監督と名優デンゼル・ワシントンがタッグを組んだ感動の物語「フライト」(3月1日公開)。このたび公開に先立ち、主演のデンゼルとゼメキス監督が2月20日、ともに4年ぶりとなる緊急来日を果たし、来日記者会見を実施した。

4年ぶりの来日の感想をたずねられたデンゼルは「4年経ったと知らされ、(来日が)とても久々だと感じています。日本に戻ってこれて嬉しいよ」と笑顔で回答。本作では、心に問題を抱え葛藤に悩むパイロットを演じているが、過去に2度受賞している“オスカー俳優”には「役作り」に関する質問が相次ぎ、デンゼル自ら実演、「脚本が素晴らしく、非の打ち所がなかったのでアドリブもしなかった」と撮影エピソードも披露した。

そして「日々、演技を研究する毎日であり、慢心することなく鍛錬を積んでいるので、これまでに自分が演じた役に満足してきたことはない」と、役者としての信念を述べると、記者たちから感嘆の声も。

ゼメキス監督はそれに応えるように「(デンゼル)とは撮影中、彼の演技に驚き、興奮が収まらなかった。私の演出など全く必要なかったよ」とその演技を称賛した。

2人と共に来日したプロデューサーのウォルター・F・パークスも「(デンゼル)は脚本に忠実に敬意を持って演じてくれた。彼が演じるウィトカー機長はとても難しい役だが、敬意を持って演じてくれたことに本当に感謝している」、同じくプロデューサーのローリー・マクドナルドは「誰でも持ち合わせている“人間の弱さと強さ”を演じ分けており、デンゼルは本当に素晴らしい」と大絶賛だった。

一方、デンゼルは「ゼメキス監督は、撮影現場で演技に関してさまざま模索させてくれた。不安を感じることはなく、懐が深く信頼できる監督」と監督とのパートナーとしての強い絆を感じさせるコメントも。

ゼメキス監督からは、本作の冒頭30分からの一番の見所シーンでもある“背面飛行での不時着”シーンについて「時間のかかるシーンだったが、素晴らしいチームワークで撮影した。実際に30人ほどのエキストラを逆さ吊りにして撮影したんだ」とアクロバティックな撮影の様子も解き明かしてくれた。

「フライト」は3月1日より、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー。


☆ストーリー

男は一夜にしてヒーローになった。フロリダ州オーランド発、アトランタ行きの旅客機が原因不明の急降下。ウィトカー機長は墜落寸前の機体を回転させ、背面飛行により緊急着陸を成功、多くの命を救う。それはどんな一流パイロットにも不可能な、まさに奇跡の操縦だった。マスコミがウィトカーの偉業を称え、彼は一躍、時の人となる。ところが、ある疑惑が浮上する。彼の血中からアルコールが検出されたのだ。あの日、機内で何があったのか――? 果たしてウィトカーは、真の英雄か、それとも卑劣な犯罪者か――? 多くの人々の人生を巻き込む、驚愕の真相が暴かれる。



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