「iPhone資金寄付を」に批判も、盗まれた生徒救おうと教師動くも…。

2013/02/13 09:55 Written by ナリナリ編集部

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中国に、ケータイを盗まれた子どものためにネットで寄付を募り、物議を醸した教師がいる。教師は純粋に落ち込んでいる子どもを元気づけようとしただけだったのだが、保護者やネットユーザーの間では賛否真っ二つとなった。

中国メディア浙江新聞などによると、この一件は先日、浙江省寧波市のある小学校で起きた。同校で英語教師を務める熊さんが、iPhoneを盗まれた女子生徒の話をネットで明かし、泥棒を非難。そして「子どもを少しでも元気づけてやりたい」と、新しいiPhoneの購入資金として寄付金を募った。

熊さんは後に「(稼ぎが少ない)彼女の家庭にとって、iPhoneの価格は給料2か月分以上。iPhoneを盗まれて落ち込んでいる彼女や、そのご両親のことを想像すると、いてもたってもいられなかったんです」と自身の行動を振り返ったが、保護者やネットユーザーからはさまざまな意見が噴出。

女子生徒に同情して寄付を申し出る人もいれば、「教師がひとりの生徒のためにする行為ではない」「再びiPhoneを買い与えても何の解決にもならない。子どもには困難から立ち直れる強い心を教えろ」などと、熊さんの行為を「軽卒だ」として非難する人も目立った。

結局、想像を超えてネットで盛り上がってしまったことから、熊さんは「本当に生徒を苦痛から救いたかっただけなんです。生徒に、泥棒のような悪い人も世の中にはいるけれど、同時に彼女のことを思いやってくれる善良な人もたくさんいるということを伝えたかったんです」と釈明している。

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