歌手の松崎しげる（63歳）が2月6日、アルバムに参加したチコ＆ザ・ジプシーズの新作発売記念イベントに登場。寒空のもと東京・新橋SL広場には約500人が集まり、松崎はトークとライヴ・パフォーマンスで聴衆を魅了した。

チコ＆ザ・ジプシーズは元ジプシー・キングスの中心人物チコ・ブーチキーが中心となり結成したバンドで、ヨーロッパでは、現代最高峰のジプシー（ロマ）・バンドとして輝かしい経歴を持つ。彼らが昨年7月にフランスで発売したアルバム「チコ＆ザ・ジプシーズ＆フレンズ」はフランスで瞬く間にプラチナ・ディスクを獲得し、大ヒットを記録。その日本盤の発売に際し、満場一致で参加を熱望された松崎の参戦が決定、昨秋に急遽フランスに呼ばれ、ジプシー・キングスの代表曲「ボラーレ」（邦題：愛のボラーレ）をメンバーと一緒にレコーディングし、今回のアルバムに収録された。

また、日本盤には松崎のほかに、シャンソンの神様シャルル・アズナブールや、これまで2億万枚以上のレコードセールスを誇る女王ナナ・ムスクーリも参加している。

イベントでは本番前から松崎がステージに登場し、集まった聴衆に話しかけるといった形でリハーサルを開始。その後すぐに本番がスタート。パリでのレコーディングや今回新たに日本語訳詞が作成された「ボラーレ」の日本語バージョン作成秘話を交え、最後にその「ボラーレ」の日本語バージョンを生披露した。

松崎は「この曲の作詞は、老若男女すべての人に届く応援歌としたい」とコメント。その通り、熱い歌詞と熱すぎる歌声が新橋中に響き渡った。

今月中旬には再度フランスに渡り、チコ＆ザ・ジプシーズとライヴで共演も。そこでフランスで初披露となる「ボラーレ」を熱唱予定で、こちらも注目のイベントになりそうだ。