砂漠に現れた謎のブニョブニョ、紫に光る大量の物体に専門家は「?」。

2013/02/06 11:52 Written by Narinari.com編集部

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土や草木ばかりの荒涼とした景色が広がる、米アリゾナ州の砂漠。先日、散策で訪れたある女性は、そこで見慣れぬ物体に出くわした。乾いた大地の一角にあったのは、水気があってブニョブニョとした、透明で球状、さらには大量の“謎の物体”。そこで友人の専門家やメディアへ連絡し、多くの人を巻き込んで探ってみたものの、依然“謎の物体”の正体はわからないままだという。

米放送局ABC系列KGUN-TVなどによると、“謎の物体”を見つけたのは、写真撮影を楽しもうとやって来たジェラディン・バルガスさん。1月27日、カメラを持って夫と散策していた彼女は、突然「太陽の光できらめいているような」一角を砂漠の中に見つけた。近づいてみると、一角にあったのは数千個もの小さな透明の球状の物体。彼女にとって、その光景は決して見たことがない、異様なものだった。

いったいこれは何なのか、気になったバルガスさんは持っていたカメラで一帯を撮影。正体を知っているかもしれないと、まずは友人の動物学者へメールで写真を送ってみたそうだ。ところが、友人からの返事は「分からない」の一言。そこでますます気になった彼女は地元放送局のKGUN-TVに相談し、局側も「答えを見つけたい」と一緒に探ってみることになったという。

そして後日、バルガスさんと共にテレビ局関係者が砂漠へ行ったときも、まだそこに残っていたという球状の“謎の物体”。球を破ってみると、中には粘り気のある水分が入っていることは分かったが、結局、テレビ局の関係者も正体が分からず、アリゾナ州の植物園ツーソン・ボタニカル・ガーデンに相談したという。その返事は「自然界で生まれたものならば」と前置きした上で「粘菌かゼリー菌の一種ではないか」との見解だったが、はっきり断定するまでには至っていない。

結局、“謎の物体”の正体が何なのかは現時点でも不明。ただ、ニュースとして紹介された後、視聴者からは多くの連絡が局側に寄せられ、植物用の「色つき保水ビーズでは」との意見が少なくなかったそうだ。

しかし、この見解に対してKGUN-TVは、なぜ砂漠の真ん中に大量に置かれていたのかを説明できる材用がないとして、今のところ「正体は誰も分かっていない」と論評。今後、より詳細な調査を期待したい面もありつつ、多くの市民が興味をかき立てられているという意味で、害を及ぼさなければ謎のままでも良いのかもしれない。

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