氷室京介と三池監督がタッグ、映画「藁の楯 わらのたて」の主題歌。

2013/01/29 06:00 Written by Narinari.com編集部

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ソロ25周年を迎える歌手の氷室京介(52歳)が、自らファンだという三池崇史監督の新作「藁の楯 わらのたて」の主題歌を担当することがわかった。三池監督自ら、氷室本人宛に手紙で主題歌を依頼。昨年リリースされた「IF YOU WANT」(2012年3月14日)スペシャル映像を監修した三池監督からの直接の依頼に、氷室はひと肌脱ぎたいとの思いで快諾したという。

三池監督からの手紙と本作の台本でイメージを膨らませ、書き下ろした主題歌は「NORTH OF EDEN」(4月発売)。サウンドプロデューサーは、かねてから交流のあったワーナー・ブラザース・レコード会長のロブ・カヴァロが担当している。グリーン・デイやマイ・ケミカル・ロマンスなどを世界的メガヒットに導いた米国屈指のプロデューサーとしても知られるロブ・カヴァロが、日本人アーティストのプロデュースをするのは、今回が初めて。氷室がロブ・カヴァロとの楽曲制作を熱望しワーナーミュージックへの移籍を決意した経緯もあり、今回のコラボレーションが実現した。

氷室と三池監督は、以前よりやり取りを重ね、ライブに足運ぶなどしていたが、なかなか対面は叶わず、満を持して2012年末に初対面を果たした。共に52歳と同年齢の2人。同じ時代を生き、それおれの道を切り開いてきた2人がいま、「藁の楯 わらのたて」で出会い、想いを語り合った。

氷室は三池監督の印象について「いろんな人たちから噂はかねがね聞いてましたけど、イメージ通りの方だなと思いました。自分が三池監督のファンなので、今回こういう形でチャンスをいただけたことは非常に嬉しいですし、有り難いです」とコメント。本作の脚本を読んで「テーマに共感しましたね。いわゆる普通の人たちと価値観が違う、物欲ではなく、ほかの人には理解できない美学とかを大切にしている人が主人公。そういう意味では面白い切り口の映画だなと思いました。監督と出演者に対するリスペクトの気持ちとして、映画のために、俺の許容範囲内で出来る限りのことはやろうと思いました」と語った。

一方、三池監督は「自分が、ようやく助監督としての仕事をある程度できるようになってきた時期に、時代の象徴として世の中を席巻していた方に、こうして今、自分の映画のテーマ曲を作ってもらっている。我々の仕事もなかなか捨てたもんじゃないなと思っています(笑)。すごくいい曲を作ってもらって、『藁の楯 わらのたて』という作品が、この先より長い年月にわたって、人に覚えていてもらえる作品になったんじゃないかなと思います」と喜びのコメントを寄せている。

「藁の楯 わらのたて」は、殺人犯・清丸国秀(藤原竜也)を護送する警視庁警備部SP・銘苅一基(めかりかずき)役を大沢たかおが、そのパートナーである白岩篤子役を松嶋菜々子が演じ、任務遂行のため“人間のクズ”を護衛するその心の葛藤を描いた作品。ほか、SPと共に護送する警察に岸谷五朗、伊武雅刀、永山絢斗、孫娘を殺された大富豪として山崎努が出演している。

「藁の楯 わらのたて」は、2013年4月26日、新宿ピカデリーほか全国ロードショー。

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