THE BAWDIESが野外フリーLIVE、大阪城公園でファン4,000人が熱狂。

2013/01/28 17:13 Written by Narinari.com編集部

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1月16日(水)に4thアルバム「1-2-3」を発売し、週間チャート2位を記録するなど勢いに乗るTHE BAWDIESが1月27日、に寒空の下、大阪で野外フリーライブを行った。

ライブ会場となったのは、大阪城公園の「城天」と呼ばれる公園内のスペース。6月28日に予定されている初となる大阪城ホールでのワンマン公演を前に、ツアー前の1月中に“でっかいお祭り”を開催したいというメンバーの想いから、MBS(毎日放送)の人気音楽番組「MUSIC EDGE」とタッグを組んだ形で、バンドとしても初となる無料の野外ライブを開催する運びとなった。

この日の大阪は昼間、小雪が舞うほど肌寒く、決して野外ライブを開催するに相応しい環境とは言えない状況。しかし、THE BAWDIESがフリーライブを行うということで早朝からスペースを確保するファンが多く集まり、開演前からバンドの登場を心待ちにする人たちでごった返していた。

開演予定時間の16時を少し過ぎたタイミングで番組のパーソナリティーである、U.K.とジョンさんが「THE BAWDIESの登場です!」と威勢よく呼び込むと同時に、ライブでもお馴染みのTHE BAWDIESの登場曲「SOUL MAN」が野外特設ステージに鳴り響く。今か今かとTHE BAWDIESの登場を心待ちにしていたファンたちは、彼らの姿を目撃するや否や、割れんばかりの声援を送った。

恐らく150センチはあるであろう、高めに設定されたステージの上に元気良く現れると、「はじめまして!オレたちが、ボゥディーズだ!」とまずはROYが気合い充分に挨拶。それに負けず劣らず元気いっぱいの声援で答えるファンたち。「ワン!ツー!スリー!」とMARCYのカウントで始まったこの日の1曲目は「IT'S TOO LATE」で、挨拶代わりの熱い演奏でスタートした。

「ロックンロールを注入しにやってまいりました!」というROYの声に、答えるファンも気合い充分。のっけからあわや将棋倒しになってしまいそうなぐらい、揉みくちゃになって客席は揺れていた。

2曲目はお馴染み「ROCK ME BABY」。イントロを聞くと同時に客席から大歓声が巻き起こった。演奏の途中でマイクの音が出なくなってしまうというトラブルがあったが、ROYのマイクがオフになった代わりに客席から「ROCK ME BABY! ROCK ME BABY!!」と大合唱が巻き起こるという感動的な一幕も。

「人間いろんな感情がありますよね。悲しいこと、嬉しいこと、悔しいこと……そんなどうしようもなく表に出てしまったこの感情の爆発こそがロックンロールなんですよ! 歌え!!」というROYの熱い言葉で3曲目「SING YOUR SONG」がスタート。4thアルバム「1-2-3」からのリード曲であるこの曲をクールにアグレッシブな演奏できめた。

「2月から全国ツアーが始まりますが、ファイナルは6月28日の大阪城ホールなので、まさにここからがスタートなんです!なぜ今回ここ(大阪城ホール)をファイナルにしたかというと、インディーズの頃初めて大阪でライブをやらせてもらったとき、“おい!もっと全力で振り切ってライブしろよ!”と(お客さんから)言われているような気がして…。ライブってもっと自分をさらけ出して楽しむものなんだなって感じたんです」とROY。

大阪の観客にライブの楽しみ方を教わったというTHE BAWDIESは大阪で今回のツアーファイナルを飾ることを志願したのだという(ちなみに前回のツアーファイナルは北海道)。

「(ライブの楽しみ方を教わって)ライブで愛を叫べるようになりました!つまりこういうことです」というMCから「LEMONADE」に突入。寒空の下、心温まるメロディーに会場全体が酔いしれていた。

「それじゃあ、いきましょうか!」と気合い充分で始まった5曲目「1-2-3」。アルバムのボーナストラックとなっているこの楽曲をライブで披露するのは今回が初となる。ファンキーかつ疾走感充分なこの楽曲が始まると、会場から自然と手拍子が起こった。

さらに「HOTDOG召し上がれ!!」とお得意の掛け声で「HOTDOG」がスタート。待ってましたといわんばかりの観客のリアクションにバンドも答える形で会場のボルテージはマックス状態に。公園内のスペースにも関わらず、地面が揺れるほどの盛り上がりを見せた。演奏中に客席で倒れかけた人を見て、歌っている途中にROYが「大丈夫?」と声を掛ける場面があったりと異常なほどの盛り上がりで、約30分にわたるこの日の本編はアッという間に終了を迎えた。

「ありがとうございました!」とステージ前後に溢れる観客にきっちりと挨拶をするも、ボルテージがマックスに達している客席はすぐさまアンコールを要求。メンバーもその声に即答える形で、アンコールへ突入する。

「もしかしてですけど、まだロックンロールが足りてませんか? わかった!」というROYは間髪いれず、「そのままKEEP ON ROCKIN'!」とアンコール曲「KEEP ON ROCKIN'」へ。コール・アンド・レスポンスがお決まりの痛快なライブ・アンセムだ。最高潮にテンションが上がったROYが「(ライブを)振り切って楽しむことを教えてくれたのは、アンタたち(大阪のファン)だからな!!」とまくし立てると、客席はこの日一番の盛り上がりを見せた。野外にもかかわらず異様な熱気に包まれたまま、全7曲(アンコール1曲を含む)にわたる初の野外フリーライブは幕を閉じた。

「ありがとう!6月28日、あそこ(大阪城ホールを指差して)で会いましょう!」とROY。「これから始まるツアー、なんか頑張れる気がします!」というTAXMANは最後に客席全体を巻き込んだ“360度ワッショイ”で締めくくった。

THE BAWDIESは2月2日@京都磔磔を皮切りに、全59公演に渡る全都道府県ツアー「1-2-3 TOUR 2013」の開催を予定。ツアーファイナルとなる6月28日@大阪城ホールの前哨戦となる、大阪城公園での野外フリーライブをこの日大成功に収め、最高の門出を飾ることとなった。

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