“自分の心臓”を手に持つ女性、心臓移植手術受け病気に打ち勝つ。

2013/01/19 13:00 Written by Narinari.com編集部

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先日、画像共有サイトに“自分の心臓を持っている”とされる1枚の写真が投稿され、話題を呼んでいる。女性は、病気により移植手術を受けて摘出したという自分の心臓を両手に持った姿で写っており、病気に打ち勝った彼女を撮影した友人が「私のヒーロー」としてサイトに投稿したそうだ。

英紙サンやデイリー・ミラーなどによると、話題を呼んでいるのは、1月13日付で画像共有サイト「Imgur」に投稿された1枚の写真(//imgur.com/gallery/YIi0I)。ユーザー名“ケルシー”さんが、友人だという“ペニー”さんという女性を撮影したものだ。写っているのは、病院の一室と思われる場所で、マスク姿のペニーさんが白く見える心臓を両手に持ってカメラに向かっている姿。大きなマスクで口元はの様子は分からないが、目の印象は笑顔を浮かべているように見える。

ケルシーさんによると、ペニーさんは以前「がんと重い心臓麻痺」を患い、とても深刻な状態だったという。しかし「望みを決して失わなかった」彼女は、このほど心臓移植を受けられる機会を手に入れ、手術は無事成功。健康を取り戻した彼女は、摘出された自分の心臓を「家に持って帰りたい」と医者に相談したそうだが、病院には「焼却しなければいけない」決まりがあるとして拒否された。そこで焼却処分される前に、ペニーさんが自分の心臓を手に持つ姿を、ケルシーさんが写真に収めたというわけだ。

ケルシーさんは彼女が写ったこの1枚を、重い病気を乗り越えた「私のヒーロー」と紹介してImgurに投稿。すると、写真を見た多くのユーザーが自分の心臓を持つ姿に「信じられない」と驚き、同時に元気を取り戻した彼女に対する激励の声と相まって、写真はネットで大きな評判となった。写真の掲載ページは約50万ビュー(1月19日現在)を記録し、370件近いコメントが書き込まれている。

大きな反響を呼んでいる状況に、恐らく自分たちも驚きと喜びに溢れているであろうペニーさんとケルシーさん。残念ながら、メディアでも2人の身元は未だ特定できていないため、2人の今の気持ちは伝えられていないが、まずは再び健康を取り戻したペニーさんが、改めて何事にも充実した時間を過ごせるよう願うばかりだ。

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