連ドラ原作のランキング上昇、「とんび」は過去最高の週間売上げ。

2013/01/17 04:00 Written by Narinari.com編集部

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今週1月21日付けのオリコン週間“本”ランキング文庫部門では、重松清「とんび」(2011年10月25日発売、角川グループパブリッシング)が同作最高位となる10位(週間売上1.7万部)を獲得したことがわかった。昨年1月に堤真一主演でスペシャルドラマが放送された同作は、今年1月より内野聖陽主演で連続ドラマがスタートしており、13日放送の初回は高視聴率をマーク。その好調とともに週間売上部数も2011年11月7日付けで記録した1.3万部を上回る過去最高を記録し、先週20位から同作初のTOP10入りを果たしている。

このほか、文庫部門のTOP10内には今年1月放送開始の連ドラ原作が2作。鈴木京香が主演を務める本格サスペンスの原作で先週1位となった、湊かなえ「夜行観覧車」(2013年1月4日発売、双葉社)が3位、剛力彩芽の“月9”ドラマ初主演作の原作、三上延「ビブリア古書堂の事件手帖〜栞子さんと奇妙な客人たち〜」(2011年3月25日発売、アスキー・メディアワークス)が2週連続の6位となり、ドラマ開始を追い風にそれぞれ上位をキープした。

なお1位は、佐伯泰英の長編時代小説最新刊「居眠り磐音江戸双紙42 木槿ノ賦」(2013年1月10日発売、双葉社)が獲得している。

コミック部門では、今年連載10周年を迎える人気コミックの最新刊、緑川ゆき「夏目友人帳15」(2013年1月4日発売、白泉社)が先週3位から上昇し、登場2週目で1位の座に輝いた。また、9位にランクインした、井上淳哉「BTOOOM! 10」(2013年1月9日発売、新潮社)は同作初のTOP10入りを達成。現在「月刊コミック@バンチ」(新潮社)で連載中の同作は、昨年10月から12月にかけてアニメが放送されたことも好調な要因のひとつと見られ、今後もさらに注目度を高めていきそうだ。

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