“鈴木先生”が嫉妬心メラメラ、風間俊介が生徒役の子どもに人気で。

2013/01/13 07:59 Written by Narinari.com編集部

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2011年春にテレビ東京系で放送され、各方面に波紋を広げた連続ドラマ「鈴木先生」の劇場版「映画 鈴木先生」の初日舞台挨拶が1月12日に行われ、主演の長谷川博己ほか、共演の臼田あさ美、土屋太鳳、風間俊介、富田靖子、原作の武富健治、河合勇人監督が登壇した。

この日、壇上に上がってきた長谷川は、初主演作がついに公開を迎えたという高揚ゆえか、階段に足を取られて豪快にズッコけながら登場。「今日はどうもありがとうございます。滑ってしまいましたが、映画は滑るわけにはいかないので、よろしくお願いします!」と第一声を放った。

映画では鈴木先生の妻となった臼田あさ美は、「このたび結婚しまして、“鈴木麻美”になりました、と言うのが本当に気持ちいいです。自分の名前があさ美なので、現場で“麻美さん”と呼んでもらえて自然と役に入ることができました」と挨拶。

鈴木学級のスペシャルファクターである“小川蘇美”を演じた土屋太鳳は「この役を演じることが決まった時、“この役にお嫁に行くんだ”と思いました。その魔法がもうすぐ溶けてしまうのは寂しいけど、これからも『鈴木先生』のファンとしてこの作品を愛していきたいと思います」と、作品の完結を惜しんだ。

映画から初参加となった風間俊介は「もともと『鈴木先生』のファンだったので、仲間に入ることが出来て嬉しいです。ファンの皆さんの心の一部に僕も入っていければ」とコメント。鈴木先生の天敵である足子先生を演じた富田靖子は「皆さん、こんにちは」と役柄になりきって挨拶すると、ドラマオンエア当時から抜群の人気を誇ったキャラクターだけに、会場から「こんにちはー」というリアクションも。「演じている時は、すごい女とは思いつつ、キツいことをやっているつもりはなかったのですが、オンエアを見てびっくりしました(笑)。ママ友の評判もよくて嬉しかったです」と役柄を振り返った。

原作者の武富健治は、「マヤ歴の予言などで、このところ皆さんも色々感じるところがあったと思います。この映画を観た皆さんも色々感じるとことがあるんじゃないかと思います。漫画家として、書いている時よりも掲載される時が勝負だと思っていますが、映画が公開された今、観ていただく時が勝負の時。緊張しています」と語り、自身の漫画が映画化されたことについて「妄想はしていましたが(笑)、本当に有難いです」と感謝した。また、河合監督は「ようやく皆さんの前に映画を届けることができて嬉しいです。個性的なキャストやスタッフが一丸となって作りました。パワーアップした『鈴木先生』を受け取ってください」とアピールした。

撮影現場の印象を聞かれた風間は、「現場には素敵な空気が流れていて……。長谷川さんが眼鏡をかけているのを見て、“あ、鈴木先生だ!”と興奮しました(笑)。去年会って一番テンションが上がったのは生徒役の子どもたちです」とのこと。

そして今だから言えるエピソードとして、長谷川は「映画の撮影で久しぶりに生徒役の子どもたちに会って、皆が“長谷川さん!”“鈴木先生!”と言ってくれていたのに、風間さんが現場に入った途端に皆がそっちに行ってしまって、“なにが風間だ!俺じゃなかったのか!”」と、嫉妬していたことを告白。対する風間は「僕と生徒たちを微笑をたたえながら見守ってくれていると思ったのに……(笑)」と返すと、長谷川は「嫉妬心メラメラで(笑)」と話し、会場の大きな笑いを誘っていた。

最後に河合監督が「生徒のひとりひとりを含めて沢山のキャラクターが出てきますが、どこかに自分がいるのではないかと思います。重ね合わせながら、何度も観てもらえればと思います」、長谷川が「今年は年男ですが、蛇のように細く長く生き抜いていければ。『鈴木先生』も色々ありながら何気に切り抜けて、こうして上手くいきました。でも、皆さんが映画化を熱望してくれなければ実現しなかったと感謝しています。暴挙が快挙になればいいと思うし、この映画が映画業界を変えていくきっかけになればと思います。衣装を着るのは今日が最後になると思うと、さみしい気持ちと嬉しい気持ちもありますが、眼鏡を取った長谷川博己を嫌いにならないでください!」と語り、舞台挨拶を締めくくった。

映画「鈴木先生」は角川シネマ新宿・丸の内TOEI・渋谷TOEI他、全国劇場にて公開中。

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