マトリックス監督10年ぶり来日へ、大作「クラウド アトラス」PRで。

2013/01/10 12:40 Written by Narinari.com編集部

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世界的な大ヒットを記録した「マトリックス」三部作から10年、映画史を再び塗り替えるため、ウォシャウスキー姉弟監督と、「ラン・ローラ・ラン」のトム・ティクヴァ監督、異例の3大監督によって製作された感動巨編「クラウド アトラス」。その公開(3月15日)に先駆け、1月24日(木)に3人の監督の来日が急遽決定した。

ラナとアンディのウォシャウスキー姉弟2人揃っての来日は2003年の「マトリックス レボリューションズ」のPR以来10年振り、トムは2006年「パフューム ある人殺しの物語」のPR以来7年振り。映画PRとしてはウォシャウスキー姉弟は3度目、トムは2度目の来日となり、都内会場で実施される来日記者会見に登壇する予定だ。

3人は「“一緒に映画を作ろうか?”って最初はジョークみたいだった」と口を揃えて振り返る。フィルムメーカー仲間であり、長年の友人で、一緒に映画を作りたいとかねてから考えていた。世に二つと存在せず、誰もが幾度も繰り返し観たくなるような、破格の世界観を持つ作品を生み出したい。そんな野心に燃えた3人がデヴィッド・ミッチェルのベストセラー小説「クラウド・アトラス」に対して共通して抱いた情熱によって、3人はついにそれを実現させることに成功した。

英語圏でもっとも注目されている著者の最高傑作とまで高く評価されているこの小説の映画化にあたり、彼らはその型破りなストーリー展開に合わせるかのように、脚本と監督の仕事を分かち合うという、創造面におけるじつにユニークな連携戦略を採用している。

本作の舞台は、19世紀から24世紀。過去・現在・未来にまたがる500年の間の6つのエピソードが、アトランダムに行き来するように見えて、実は完璧に計算された順序で描かれていく。波乱に満ちた航海物語、幻の名曲の誕生秘話、原子力発電所の陰謀、人殺しの人気作家、伝説となるクローン少女の革命家、そして崩壊後の地球の戦いが交錯。そこに生きる人々は、親子、夫婦、兄弟、恋人、友人、あるいは敵同士となっても、いつかはその愛を成就するために姿が変わっても惹かれ合い、何度も何度も出会っては別れ、争いと過ちを繰り返す。

主人公の人生は悪人で始まるが、さまざまな数奇な経験を経て、ついには世界を救うまでに魂が成長。その主人公を2度のアカデミー賞に輝く名優トム・ハンクスが、これまでのキャリアのすべてを注ぎ、時代を経る毎に変化を遂げてゆくキャラクターを演じ切った。

そしてトム・ハンクスに続きこの挑戦を受けて立ったのは、ハル・ベリー、スーザン・サランドン、ジム・ブロードベントら、アカデミー賞受賞の演技派スターたち。さらにヒュー・グラント、ヒューゴ・ウィービング、ジム・スタージェス、ベン・ウィショー、韓国が誇る若手女優ペ・ドゥナなど、国際色豊かな豪華キャストが、壮大な叙事詩を紡ぎ出した。

映画「クラウド・アトラス」は3月15日(金)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー。

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