轢かれた“相方”に寄り添う犬、往来激しい道で撮影の写真が話題に。

2012/12/26 16:40 Written by Narinari.com編集部

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中国で撮影されたという2匹の犬の姿を捉えた写真が、いま、Facebookなどで話題を呼んでいます。

米紙ニューヨーク・デイリーニュースや英紙デイリー・メールなどによると、写真は福建省南東部の街で撮影されたもの。交通量の多い道で横たわる犬と、そこに寄り添うもう1匹の様子を撮しています。横たわる犬は車に轢かれてしまい、目撃者の話ではもう1匹が頭をなでたり、時には小突いて「眠り続ける相手を起こそうとしている」ような仕草を見せていました。

写真が撮影された場所の近くで肉屋を経営している呉さんによると、この2匹は以前から一緒に遊んでいるところを目撃されるなど、仲睦まじい“夫婦の野良犬”として知られていたそう。死んでしまったのはメスのほうで、オスは車の行き来が激しい道路を恐れる様子もなしに、6時間もの間ずっとメスの近くを離れず、時には彼女を守ろうと覆い被さるように横たわる姿も見せました。

そんなオスは、呉さん曰く「涙を流しているようだった」とも。どうしても目を覚まさない“相方”に、彼は悲しい気持ちがこみ上げていたのかもしれません。その後、生き残ったオスがどうなったのかは定かではありませんが、悲しそうな写真を見た後では、なんとも気がかりでなりませんね。

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