東川篤哉の新作が3作連続1位、「謎解きはディナーのあとで」が好調。

2012/12/20 04:00 Written by Narinari.com編集部

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今週12月24日付けのオリコン“本”ランキングBOOK(総合)部門では、これまでに年間ランキングで総合首位に輝いた人気小説の続編の好調が伺える結果となった。

まず、2011年に年間首位を獲得した東川篤哉「謎解きはディナーのあとで」の第3弾「謎解きはディナーのあとで3」(2012年12月12日発売・小学館)が、週間11.1万部を売り上げ首位に初登場。第1弾、第2弾に続き、3作連続の首位となった。

本作は「2011年本屋大賞」を受賞したベストセラー作品。第1弾の累計売り上げは現在190.1万部で、BOOK(総合)部門の歴代4位を記録中だ。新米刑事にして大企業の令嬢・宝生麗子と、その執事で毒舌な影山の二人が殺人事件を解決していくミステリー小説で、第3弾には、小説誌「きらら」(小学館)で連載された「犯人に毒を与えないでください」「この川で溺れないでください」などの5編に、新たに書き下ろした1編を加えた全6編が収録されている。装丁イラストは第1弾、2弾と同じく中村佑介氏が手掛けた。嵐の櫻井翔と北川景子の出演でのドラマ化が話題となり、来年8月には同キャストでの映画化も決定している。

また今週は、2008年の年間首位を獲得し、累計売り上げ138.6万部のミリオン作品「夢をかなえるゾウ」の第2弾「夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神」(2012年12月12日発売・飛鳥新社)も、週間3.1万部を売り上げ8位に初登場。人生を変えるため、関西弁が流暢なゾウの神様“ガネーシャ”が与える課題をクリアしていかなければならなくなった1人のサラリーマンの成長の姿を描いた本作は、ファンタジー小説であると同時に自己啓発本でもあり、今週の自己啓発部門では、阿川佐和子「聞く力心をひらく35のヒント」(文藝春秋)に次ぐ2位を獲得している。5年ぶりの続編となる今作でのテーマは「お金」。夢をかなえようとする人は、「お金」とどう向き合っていけばいいのか?という問題についての一つの解答を提示している。

そのほか今週のBOOK(総合)部門は、2位にSMAP・中居正広の私服を紹介し人気の第2弾「私服だらけの中居正広増刊号〜輝いて〜 Part2」(扶桑社)がランクイン。また今週も年賀状作成関連本が好調で、2週連続の今年最多となるTOP100内28作ランクインを記録した。

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