“お札で尻拭く写真”選手炎上、なぜか流出でプレミアリーガー謝罪。

2012/12/12 10:31 Written by Narinari.com編集部

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数あるスポーツの中でも、世界的に“なりたい職業”として子どもが憧れるプロサッカー選手。それだけに、いま、活躍の場を手に入れている選手たちは、品格を疑われないように注意を払いながら行動しなくてはならない。しかし英国のあるプレミアリーガーは、以前ふざけて撮った個人的な写真をチームサポーターから英紙サンへ提供され、高収入を得ている彼の見せた行動が「尊大」などと、多くの非難を受ける事態に陥った。

この選手は、イングランド・プレミアリーグのWBA(ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン)所属のDFリアム・リッジウェル選手。サン紙の説明では、写真はWBAサポーターから「気分が悪くなる写真」と提供を受け、紙上に掲載したという。そこには、リッジウェル選手がトイレでズボンを下ろし、20ポンド札を使ってお尻を拭いているかのようなシーンが写されていた。

サポーターを名乗る人物がどのような経緯で写真を手に入れたのかは明らかにされていないが、持ち込んだ人物は「私たちはいつも、サッカー選手が尊大で、金をもらい過ぎる道化師と思っていたが、この写真がそれを証明している」とコメント。週給2万ポンド(約260万円)を得ている彼が、お金をトイレットペーパーの代わりに使ったり、床にばらまいたりしている姿を目にして憤慨したサポーターは、怒りの告発としてサン紙に提供したようだ。

というのも、チームが本拠を置く英中部の街ウェスト・ブロムウィッチは、英国の中で「最も収入が低い地域の1つ」(英紙デイリー・メールより)とされ、こうした市民の経済事情も少なからず影響していると見られている。ただ、写真の掲載でリッジウェル選手への風当たりは全国的なものとなったようで、サン紙には「毎週貴重なお金を払っているファン全員に対して、完全なる恥」と糾弾する意見など、非難の声が多数寄せられたそうだ。

この事態を受けて、当のリッジウェル選手はサン紙の取材に応じて、写真を撮った経緯を説明。彼の話によると、8か月前の今年春先に、友人とやった「個人的な賭けに勝った」ときに今回の写真を撮影し、負けに終わった友人をからかおうと「ジョークのつもりで」アイデアを思い付いたという。

その上で、撮った写真は「彼(友人)だけに見せるつもりだった」と釈明。しかし世間に公になってしまった現実を「受け止めている」と話したリッジウェル選手は、「不快感を与えて申し訳ない」と謝罪の気持ちを表した。

社会的には厳しい視線を集める騒動が起きた形となったが、チームは「プライベートな問題」として静観の構え。ただ、常に注目される世界にいる人間として軽率だった面は否めず、今回の騒動を教訓にしてもう一度襟を正し、まずはピッチの上で世界から注目される活躍を見せて欲しいところだ。

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