ビーチバレー女子の浅尾美和選手（26歳）が、公式ブログでファンに現役引退を報告すると共に、決断に至った胸中を告白している。

ブログでは、まず、「私、浅尾美和はビーチバレーを引退する事を決めました」と報告。2012年は「素晴らしいコーチとパートナーと共に戦う事が出来きました。会社にも今年は勝負の年なのでビーチバレーに関するお仕事以外は断わってもらいました」と、環境を整えた上でビーチバレーに集中した1年だったが、「そんな素晴らしい環境の中でも年間優勝は取れず、総合三位という結果」だったことで、「今年の結果でまた4年後のオリンピックを目指すなんて言える選手じゃない」と思うに至ったという。

「正直、気持ちさえ続けば、厳しい練習やトレーニングにも耐える事が出来ます。絶対に見返してやる。いつも思ってました」との思いはあるものの、現状は「今の私にはその気持ちがついて来ません。だからまた来年も頑張ろう。という気持ちにはなれませんでした」とのこと。

浅尾は高校卒業のタイミングでビーチバレーに転向して8年が経つが、当初思い描いていた「8年後にあるオリンピックに出場する」との目標は叶わず、「そんなに甘くはありませんでした」と競技人生を振り返っている。

そして「私から皆さんに報告したかったのですが、先に引退報道が出てしまいすみませんでした」とお詫び。今後については「ビーチバレー以外で輝ける場所は無いと思っているので、私なりの幸せを見つけてこれからも生きて行きたいと思います」とつづり、エントリーを結んでいる。