大学生4割に試験時だけの友達、授業時だけ一緒にいる友達は6割が確保。

2012/12/10 11:36 Written by Narinari.com編集部

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公益社団法人東京広告協会は12月10日、主催の「大学生意識調査プロジェクト FUTURE2012」で実施した「友人関係に関する意識調査」の結果を発表した。

この調査は首都圏の大学生800人を対象に行われたもの。まず、目的別の友だちの有無をたずねたところ、授業の時だけ一緒にいる「授業友だち」は63.0%、テストの時だけ連絡を取る「テスト友だち」は39.8%が、それぞれ「いる」と回答した。親友や普通の友だちとは異なり、授業だけ、テストだけという、自分にとって都合のよい“メリット友だち”を確保している学生は少なくないようだ。

次に親友と呼べる友だちがいるかどうかをたずねたところ、大学生の89.9%が「いる」と回答し、その平均人数は約5人だった。さらに、最近1年間で友だちとケンカ(口論を含む)をしたことがあるかどうか聞いてみると、72.5%が「ない」と回答。同協会はこの結果について、「親友はいるものの、なるべく揉めごとは避け、ある一定の距離感を保って友人関係を構築していることがうかがえる」と分析している。

続けていま話題の“おひとりさま”行動をやったことがあるかを質問。「ひとり○○」に対する経験は、「ひとり牛丼」(53.6%)、「ひとりラーメン」(48.4%)などのほか、「ひとりカラオケ」(26.9%)、「ひとり旅行」(17.3%)、「ひとり呑み」(16.6%)、「ひとり焼肉」(2.9%)、「ひとり遊園地」(1.9%)となった。さらに「おひとりさま」行動自体が好きかどうかをたずねると、72.5%の大学生が「好き」と回答。大学生の多くは、自らすすんで「おひとりさま」行動を実践しているようだ。

また、「おひとりさま」行動しているときに、さびしい気分になるかを聞いてみると、67.3%が「ならない」と回答。その理由は「携帯電話、スマホ等がそばにあるから」が61.5%、「自分と同じようなおひとりさまをみかけるから」が55.1%、「SNSを通じて友人の状況等を把握できるから」が40.5%という結果に。スマホでSNSを開くことで“友人と常につながっている感”をバーチャルに得ていることが、「おひとりさま」行動を加速させているのかもしれない。

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