“脱出成功率10万分の1”と謳う、圧倒的な難易度を誇る富士急ハイランドの脱出迷宮アトラクション「絶望要塞」。オープンから4か月が経った今でも待ち時間が2時間を超えるほどの人気で、挑戦者は延べ13万人に達しているが、完全脱出成功を成し遂げたのは、9月14日（金）に脱出した1組のみだ。この1組、実はグラビアアイドルの西崎莉麻と、姉で女優の西崎あや、従姉妹の真由香さんだったという。

富士急ハイランドを運営する富士急行にとって、「絶望要塞」は“ほぼ脱出不可能”なアトラクションと考えていたため、9月14日、挑戦者数のべ7万2,132人目にしての完全脱出成功者が誕生したことは予想外の出来事だった。しかもこの完全脱出を達成した3人が、なんと14回もチャレンジしていたことを聞き、同社はこの偉業を多くの人に伝えようと考えたが、「これから普通のお客さんとして『絶望要塞』に挑戦できなくなってしまう」との本人たちの戸惑いもあり、当日は顔と名前を伏せての発表となったそうだ。

しかし、同社はどうしても偉業を多くの人に伝えたいとの想いを諦めきれず、そこまで「絶望要塞」に挑戦し続けた西崎に、「絶望要塞」のヒロインとして今後のプロモーションに登場してもらうため、2か月間ラブコールを送り続けた。そしてこのたび、やっと承諾を得ることができ、改めて「脱出成功者はグラビアアイドルの西崎莉麻」と発表するに至ったという。

また、この発表にあわせ、「絶望要塞」がさらなる進化を遂げるべくリニューアルすることも明かされた。これまで挑戦した13万人のうち、第二ステージへ進むことができた挑戦者でさえわずか8％という難しさゆえに、その先に待ち受けている数々の関門は、ほとんどの挑戦者にとって未知の世界。この未知の世界でさらなる絶望を味わって欲しいとの考えから、今回、リニューアルが決定した。

これに伴い、12月16日をもって「絶望要塞」は営業を一旦休止し、20日より再開する。なお、20日にはオープニングイベントを行い、ゲストとして西崎らも出演、今後の活動予定も発表するという。


☆脱出成功について

・西崎莉麻
「元々謎解きや脱出ゲームが大好きで、絶望要塞の存在を知り、家族で富士急ハイランドに行きました。1回目の絶望要塞には本当に絶望させられ、その日は4回とも第一ステージでアウトという悔しい気持ちで帰宅。次のお休みに再挑戦しに行きました。今おもうと本当に凄い事だなと自分でも思います。脱出した時は頭が混乱しましたが本当に嬉しかったです。」

・西崎あや
「絶望要塞を脱出した時は、まさか自分たちが初脱出成功者になれるとは思ってもいなかったので、本当に脱出したのか不思議な感覚でした。妹が先頭を走り私が1番後ろで追いかけて残り時間2秒のカウントダウンでギリギリ脱出でした。まさか第5ステージが一回のチャレンジで脱出できるとは思わなかったです。一人一人、得意なジャンルを活かしたチームワークがあったからこその脱出だったと思います」