償いのトイレットペーパー80個、“卒業生”名乗る人物が大学に贈る。

2012/12/06 18:51 Written by Narinari.com編集部

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米ニューメキシコ州のイースタン・ニューメキシコ大学に先日、匿名の人物から大きな小包が届きました。“卒業生”と名乗るこの人物から送られてきた箱の中身は、なんと80個のトイレットペーパー。なぜ突然、匿名でこれほどのトイレットペーパーが届けられたのでしょうか。

米放送局CBSなどによると、その理由は、箱に添えられたカードに説明があったそうです。それによると、この卒業生は学生時代、“いたずら”で同校の寮からトイレットペーパーを盗んだ過去があると告白。そして「まだ若く、子どもじみていた」と反省し、「どうか、この謝罪と贈り物を受け取って欲しい」との思いがつづられていました。また、「イエス・キリストの教示のおかげで、意義のある人生を送ることが出来るようになり、そのことが過去の過ちを償う気持ちに繋がりました」とも。

この“いたずら”が何年前のことかは明記されていませんでしたが、イースタン・ニューメキシコ大学は創立1934年で、80年近い歴史がある大学。小包の主はすでにご年配の可能性もあり、もしそうだとすれば、長年にわたって後悔の念を抱き続けていたことにもなります。

ちなみに大学側は、過去に寮からトイレットペーパーが大量に紛失したという事実は「まったく知らなかった」そうで、今回の突然の贈り物に驚きながらも、もし本人が名乗り出てたとしても、学校側としては尊敬と感謝以外、ネガティブな気持ちは一切ないとの声明を発表しました。

ただ、残念なことに、贈られたトイレットペーパーは校内トイレに備え付けられたホルダーとのサイズが合わず、使用不可能と判明。そのため、学校の近くにある慈善団体へ寄付することになったそうです。

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