ユーキャン新語流行語大賞審査委員会は12月3日、今年の新語・流行語大賞のトップテンと大賞を発表した。今年の年間大賞にはお笑い芸人・スギちゃんの「ワイルドだろぉ」が選ばれている。

発表されたトップテンは次の通り。

［トップテン年間大賞］ワイルドだろぉ
［トップテン］
・iPS細胞（京都大学iPS細胞研究所所長 山中伸弥氏）
・維新（日本維新の会代表代行 橋下徹氏）
・LCC（ピーチ・アビエーション株式会社／エアアジア・ジャパン株式会社／ジェットスター・ジャパン株式会社）
・終活（週刊朝日編集部／故・金子哲雄さん）
・第3極（第3極を構成する皆さん）
・近いうちに…（野田佳彦 内閣総理大臣）
・手ぶらで帰らせるわけにはいかない（ロンドン五輪競泳代表 松田丈志）
・東京ソラマチ（東武タウンソラマチ株式会社）
・爆弾低気圧（株式会社ウェザーニューズ）

流行語大賞の受賞、もしくはノミネートは栄誉である一方で、お笑い芸人にとっては“一発屋”として広く認知されてしまい、翌年に消えるというジンクスがあるとも言われている。スギちゃんもその点を強く意識し、11月のノミネート発表後はイベントやテレビ番組で自虐的な発言が目立っていたが、そうした中で見事（？）に年間大賞受賞となった。なお、お笑い芸人の大賞は、2008年にエド・はるみが「グ〜！」で受賞して以来4年ぶり。

トップテンは、「維新」「第3極」「近いうちに…」と、政治絡みの言葉が3つ選出。また、今年のロンドン五輪から「手ぶらで帰らせるわけにはいかない」、今年開業の「東京ソラマチ」など、2012年だからこその言葉も選ばれている。