面接時の“コーヒー代”で論争、面接官が支払う? 割り勘にする?

2012/12/02 13:39 Written by Narinari.com編集部

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中国では先日、面接時にコーヒー代を支払わなかった求職者を非難する面接官のツイートが波紋を広げ、急遽ネットでアンケート調査が行われるなど、ちょっとした騒ぎになった。

中国紙広州日報などによると、この騒動の発端は11月17日昼過ぎに微博(中国版ツイッター)に投稿されたひとつのツイート。自称、上海の企業で総経理を務めるという劉瑶さんは「たった今面接した方は学歴がとても良くて、北京大学卒業のMBA保持者。でも、喫茶店で面接をしたところ、私が勘定させられて……大の大人なのに世間をわかっていない!」と求職者への不満を吐露した。

この書き込みはすぐに注目を集め、多くのユーザーに転送されることになったが、その後、今回の求職者と思われる人物がツイートしたことで騒動はさらに大きくなる。

張岩と名乗るこの男性は同日夜、「今日ある面接通知をもらった。とても奇妙なのは、面接場所に指定されたのが会社ではなくて、喫茶店。軽く話をするだけだったから、俺は(無料の)レモン水を頼んだところ、女性の面接官はビッグサイズのカフェラテを注文して、面接が終わったら勘定をこちらにさせる素振りを見せた。しかも、男は気前が良くないと、なんてぬかしやがって。私は断ったよ。そして彼女に言ってやったんだ。『私は仕事を探しに来たのであって、お見合いに来たわけじゃない』とね」とツイート、多くのネットユーザーの支持を集めることになった。

しかし、この張さんのツイートは、実は騒動を知って書き込んだ冗談半分のウソ。自身も「ちょっとした暇つぶしでツイートした意味のないもの」と後に釈明し、結局、面接時の様子がどのようなものだったのか、真実は分からなくなってしまった。

それでも、この話題は引き続き注目を集め、ネットユーザーからは「面接ならば必ず面接官が支払うべき」「面接官が女性なら男性側が持つだろ」「いやここは割り勘で」「奢らないと、面接で落とされるぞ」などと論争が一人歩き。劉瑶さんのツイートには合計5万程度のコメントが寄せられているが、中国人の関心を強く引いた話題だったことは間違いないようだ。

この騒動を受けて急遽ネットで行われた四択形式のアンケート調査では、今のところ“割り勘派”が僅差で優勢。日本人からすれば面接官が支払って当然と思える今回の一件だが、お隣中国では違った意味を持つのかもしれない。

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