本木雅弘が洋画吹替に初挑戦、アン・リー監督の熱烈オファーに応え。

2012/11/29 05:00 Written by Narinari.com編集部

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俳優の本木雅弘(46歳)が、アカデミー賞の呼び声も高いアン・リー監督最新作「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」の日本語吹き替えを担当することがわかった。本木が実写洋画の吹き替えに挑戦するのは、これが初めて。

本木は、自らが企画・主演した「おくりびと」で死と生に向き合う姿が大きな感動を呼びアカデミー賞外国語映画賞を受賞。今回、本作で描かれる主人公パイの波乱と冒険に満ちた人生の航海、そして“死を目前にしてどのように生きたか”というテーマが時と国を超えてシンクロし、「ここ数年でもっとも好きな映画が『おくりびと』だ」と公言するアン・リー監督の熱烈なオファーによって、本木の心を揺り動かした。

ちなみに、本木が吹き替えたのは、主人公を演じるイルファン・カーンの声。イルファン・カーンは「おくりびと」がアカデミー賞を受賞した2009年に、作品賞を受賞した「スラムドック$ミリオネア」に出演していたという不思議な縁がある。

収録は、本木の仕事先のロンドンで実施。そのスタジオ「デイ・レーン・リー・スタジオ」は65年の歴史を持ち、ビートルズやザ・フー、クィーンなどの伝説的ミュージシャン、近年では錚々たるハリウッドスターも常連という伝説のスタジオだ。

今回の吹き替え挑戦について、本木は「何よりもこの作品が与えてくれた力は、ここ最近で最もインパクトのあるものだった。このプロジェクトに僅かながらも参加できたことに喜びを感じている」とコメントを寄せている。

映画「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」は、文学界の権威あるブッカー賞を受賞した世界的ベストセラー小説「パイの物語」を、アカデミー賞受賞のアン・リー監督が映画化したサバイバル・アドベンチャー大作。「海で嵐に見舞われ、ただひとり生き残った16歳の少年パイ。家族を亡くし悲しみに暮れる彼に、さらなる過酷な運命が降りかかる。パイが避難した小さな救命ボートには、何とトラが隠れていたのだ……」とのストーリーが描かれる。日本では2013年1月25日(金)、TOHOシネマズ日劇ほか全国公開。

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