昨年7月20日に発売された、クラシックアルバム「佐村河内守作曲：交響曲第1番＜HIROSHIMA＞』（日本コロムビア）がヒットの兆しを見せている。同アルバムは最新12月3日付けオリコン週間総合アルバムランキング（集計期間：11月19日〜25日）で1.9万枚を売り上げ、前週11月26日付けの140位から9位に急上昇。発売1年5か月目で初のTOP10入りを果たした。

この急上昇は、11月9日にNHK「情報LIVE ただイマ！」で特集されたことがきっかけ。番組放送後に人気に火がつき、放送週の11月19日付け（集計期間：11月5日〜11日）以降、300位圏外→259位→140位と順位を上げていた。

本作は、14年前に両耳の聴力を完全に失うも、絶対音感で幾多の曲を書き上げてきた作曲家で、自身も被ばく2世という佐村河内守（49歳）が、被ばくの苦しみ、復興の願いを込めた自伝的作品。昨年4月、大友直人が東京交響楽団を指揮し録音され、昨年7月にCD化された。