お好み焼きは“ピザか格子か”、切り方をめぐる派閥双方の言い分。

2012/11/15 05:18 Written by Narinari.com編集部

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お好み焼きを食べるとき、中心から放射状に切る“ピザ切り”にするか、縦横に一口サイズに切る“格子切り”にするか――。そんなアンケートを、リクルートマーケティングパートナーズが実施し、その結果を公表した。

この調査は、同社が運営する無料会員制サイト「キーマンズネット」で行われたもの。「お好み焼きに入刀!どう切り分ける?」と題して投票を行ったところ、“ピザ切り”は40%、“格子切り”は60%という結果になった。

投票の理由としては、“ピザ切り”派は「そのほうが公平にシェアできる」という主張がほとんど。一方、“格子切り”派からは、“ピザ切り”派への強い反対意見もチラホラと見られた。全体的に“格子切り”派から寄せられたコメントには、切り方に対する強いこだわりが感じられる。

◎“ピザ切り”派の声
「基本的に丸目の食品を切り分けるときには、「ピザ」でなくても「ピザ切り」にします。これは、わかりやすく、シンプルで、大きさも比較しやすく平等感を演出するためです。我が家の力関係の象徴です」(50代・男性)
「具材のより方や、同席している人数にも影響されますが、基本十字に四等分することが多いです。1人の場合はそのままガブっといきますね」(30代・男性)
「子供の頃、家で母が焼いてくれたお好み焼き。兄弟喧嘩にならないよう均等に切り分けてくれた形は、ピザ切りだった。以来、ほかの切り方は考えたこともないです」(50代・男性)
「格子切りだと、どうも大きいのと小さいのができてしまって、納得行かない」(20代・男性)
「格子にする発想すらなかった」(30代・男性)
「丸いものを四角く切り分けるのには抵抗がある。」(50代・男性)

◎“格子切り”派の声
「ピザ切りは一口で食べられない。やっぱお好み焼きは四角く切ってほしいな」(50代・男性)
「お好み焼きは基本的にヘラで食べるもの。格子に切らないと、ヘラに乗りません」(40代・男性)
「以前はピザ切りしてましたが、関西人の数名にえらく怒られたので」(40代・男性)
「ピザ切りは、1枚もので手で掴んで食べられるピザだから等分割方法として有効。お好み焼きは多層構造により崩れやすいので、四角く箸で掴みやすい形が合理的」(40代・男性)
「こてで力を入れて切るには格子じゃないとうまく切れないし、こてで食べるには、格子の大きさじゃないと無理。 そもそも、格子切り以外の切り方は考えたことがない」(30代・男性)


皆さんは“ピザ切り”派? それとも“格子切り”派?


☆切り方には若干の地域差も

少し古いデータだが、トレンダーズが2010年9月に実施した、全国7都市(北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県)の主婦が対象の調査でも、お好み焼きの切り方について質問している。

その結果は、北海道、宮城、東京では“ピザ切り”が最も多い(北海道46%、宮城56%、東京46%)のに対し、愛知、大阪、広島、福岡では縦横に一口サイズに切る“格子切り”(愛知52%、大阪47%、広島57%、福岡50%)が最多という結果だった。

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