菅前首相の原発回顧録急上昇、先週100位圏外から29位にランクイン。

2012/11/08 04:00 Written by Narinari.com編集部

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10月26日に発売された菅直人前首相による福島原発事故の回顧録「東電福島原発事故総理大臣として考えたこと」(幻冬舎)が、11月12日付けのオリコン“本”ランキングBOOK(総合)部門で先週の100位圏外から急上昇し、29位にランクインしたことがわかった。また、新書部門では先週の9位から2位に上昇している。

本作は、福島原発事故についての当時の発生状況やその後に起こった出来事やその対応を、最高責任者である総理大臣として、どう考え決断したかを証言。250キロ圏、5,000万人規模の避難という、さらに規模の大きな事態をも想定したという深刻な状況での決断と対応が綴られている。

福島原発事故の関連書籍では、今年の3月11日に発売された「福島原発事故独立検証委員会調査・検証報告書」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)が14位、広瀬隆「福島原発メルトダウン」(朝日新聞出版)が29位、「そうだったのか!池上彰の学べるニュース5 臨時特別号!!東日本大震災と福島原発問題」(海竜社)が25位と上位にランクインしているが、現役の議員による関連書籍としては初のTOP30入りとなった。

そのほか今週のBOOK(総合)部門は、人気ゲームソフトのガイドブック「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族オンライン公式ガイドブック下巻●知識編」「〜 上巻●世界編」(2012年10月31日発売・スクウェア・エニックス)がそれぞれ週間5.9万部、5.3万部を売り上げ1位、2位を独占。

また、人気コミック「NARUTO-ナルト-」の最新ノベライズ「NARUTO-ナルト- 迅雷伝狼の哭く日」(集英社)が5位に、映画「北のカナリアたち」の原作が収録されている「往復書簡」の文庫版もヒット中の湊かなえ最新作「母性」(新潮社)が9位に初登場。先週11位初登場した横山秀夫7年ぶりの最新作「64」(文藝春秋)は8位にランクインし、横山作品としては初のBOOK(総合)部門TOP10入りを果たした。

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