「最強のふたり」アメリ超えた、興収は「スラムドッグ〜」抜き去る。

2012/11/06 01:51 Written by Narinari.com編集部

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9月1日に日本で公開されたフランス映画「最強のふたり」が絶好調だ。公開10週目の土日(11月3日、4日)の成績は全国134スクリーンで動員19,472人、興収2,638万200円を記録。累計成績は、動員106万3,785人、興収13億246万5,000円となり、興収13億円のラインを9週間と2日目で突破した。

この動員数は、2001年に公開され、異例の大ヒットとして社会現象を巻き起こした「アメリ」の日本国内観客動員人数(103万8,763人[ユニフランス調べ])を超えるもの。すでに9月4日の時点でフランス語映画では世界歴代1位の観客動員数(世界で2,320万人)を記録していたが、日本国内でも同様に好調な動員を続けている。

また、興収では、2009年にアカデミー作品賞を含む最多8部門を受賞した「スラムドッグ$ミリオネア」(2009年4月18日公開:119スクリーン)の最終興収13億円も突破。ミニシアターの作品がオスカー作品の興収を超えるのは異例の事態とも言えるが、今後もさらに数字を伸ばす可能性が高く、興収15億円も視野に入ってきた。

「最強のふたり」は、パラグライダーの事故で首から下が麻痺した大富豪と、彼を介護するスラムの黒人青年ふたりの奇跡の友情を描いた物語。フランスでは2011年11月に公開され、たちまち年間興収第1位に輝いたほか、歴代の興収でも3位にランクインするなど、単純計算で同国民の3人に1人が見たという大ヒット作品だ。

また、昨年開催された第24回東京国際映画祭では、最高賞(東京サクラグランプリ)と主演男優賞W受賞(フランソワ・クリュゼ/オマール・シー)という、史上初のトリプル受賞を達成した。すでにハリウッドリメイクも決定。第85回アカデミー賞外国語映画賞のフランス代表作品にも決定している。

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