インスタント麺で離婚危機に、警察が若い新婚夫婦のピンチを救う。

2012/11/05 11:34 Written by Narinari.com編集部

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中国で先日、インスタントラーメンの奪い合いで危うく離婚しそうになった新婚夫婦の話題が伝えられ、注目を集めている。

中国メディア錢報網などによると、この夫婦は浙江省台州市温嶺市にある松門長距離バスターミナルで目撃された。10月29日の午前9時ごろ、若い男女が激しい口論をしていると、女性は手に切符を持ち「湖北省の実家に戻る!」と大声で叫ぶ一方、男性は女性を罵りながらも何とかその女性をバスに乗らせないよう阻止。バスの出発時刻になっても、この激しい言い争いは収まらず、バスの関係者が警察を呼ぶ騒ぎになってしまった。

現場に駆け付けた警察の取り調べにより、この男女は1990年代生まれの若い夫婦と判明。しかも、結婚して1か月も経っていない新婚ホヤホヤのカップルだった。

すすり泣きながら女性が警察に語ったところでは、2人は出稼ぎ先の松門鎮で働く中で出会い、交際に発展。結婚前の彼はとても優しく、彼女の言うことなら何でも聞いてくれ、また、2人は同じ湖北省の出身ということで意気投合したこともあり、いつしか結婚を強く意識するに至ったそうだ。

しかし、当時の2人はまだ若く、中国の法定結婚年齢(男性が22歳、女性が20歳)に達していなかった。そのため、今年10月になってようやく念願の結婚が叶ったそうなのだが、夫婦生活が始まるや否や、2人の間ですぐに亀裂が生じ始める。

彼女は「彼はインスタントラーメン一個すら、私に譲ってくれない。こんな男と一緒にいることに意味なんかない!」とおかんむり。すると彼は「僕たちは普段面倒くさがり屋だから、結婚前にルールを決めたんです。料理、皿洗い、洗濯、洗濯物を干すことなど、家事は分担しようと。昨晩は彼女が夕飯を作る番だった。でも、彼女は面倒くさがって、インスタントラーメンで済ませようとして。そうしたら、家にはインスタントラーメンが1個しかなかった。これでインスタントラーメンを巡って2人で大喧嘩ですよ。2人とも下の商店に買いに行くのは面倒だったし。そして離婚すると言い出したんです」。

この話を聞いて呆れた警察は、約20分間かけて2人を説得。最終的には仲良く手を取り合って家路についたという。

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