“社長を殴って”ストレス発散、日頃のうっぷんを晴らして気分爽快。

2012/11/01 14:00 Written by Narinari.com編集部

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最近、社員が少しでも働きやすくなるように、あの手この手で社員のストレスを軽減させようと工夫している企業が増えているが、中国のある企業は“社長を殴らせる”ことで社員のストレスを発散させている。社屋内には「ストレス発散室」なる特別室が設置され、そこで殴り放題なのだという。

中国紙ショウ湘晨報などによると、この試みを導入したのは湖南省長沙市黒石鋪近くでレストランを経営する企業。レストラン3階部分に小さな部屋があり、そこが「ストレス発散室」として社員に開放されている。室内の壁には社長の顔写真が貼られており、写真の下には社員が殴っても手が傷付かないように緩衝材も用意。社員はここで“社長を殴る”ことで、日頃のうっぷんを晴らせるというわけだ。

実際、女性社員の劉さんは、すでに何回か発散室を利用している。彼女は以前、「料理が遅い」と客に罵られた後に我慢ができず、発散室へ。そこで“社長”を殴りまくって憂さ晴らしをしたそうだ。

自ら“殴られ役”を買って出た社長は「サービス業はストレスがたまりやすい。ストレスを発散させる必要があります」と、この特別室導入の理由を語る。ちなみに、この部屋には社員に努力する大切さを理解してもらいたいとの願いを込め、「天賜食于鳥 而不投食于巣」(働かざる者食うべからず)との格言も掲げられているそうだ。

心理学専門家の意見では、このストレス発散方法は有効的であるとのこと。憎い人を想像して怒りをぶつけ、ストレスを発散させれば、社会に余計な危害も加えなくて済むと話している。

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