「ビブリア古書堂」100万部突破、シリーズ合計累積部数は228.5万部に。

2012/11/01 04:00 Written by Narinari.com編集部

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昨年3月25日に発売された三上延の「ビブリア古書堂の事件手帖〜栞子さんと奇妙な客人たち〜」が、11月5日付けのオリコン“本”ランキング文庫部門で週間0.4万部を売り上げ、累計売り上げが100万部を突破(100.3万部)したことがわかった。同部門での100万部突破は、10月15日付けで大台に到達した百田尚樹の「永遠の0」に続き、通算14作目となる。

また、同シリーズの第2弾、3弾もセールスは好調。第2弾「ビブリア古書堂の事件手帖2 〜栞子さんと謎めく日常〜」は70.8万部、第3弾「ビブリア古書堂の事件手帖3 〜栞子さんと消えない絆〜」は57.5万部の累積部数で、シリーズ合計累積部数は228.5万部を記録している。

本作は、古書店「ビブリア古書堂」の店主を務め、本に関する並はずれた知識を持つ篠川栞子と、本が読めない体質の無骨な青年・五浦大輔が、奇妙な客が持ち込む古書の謎や秘密を解き明かしていくビブリオミステリーシリーズの第1弾。これまでにシリーズ第3弾まで発売されているが、この第1弾が書店員の口コミで人気となりヒットに結び付いている。

さらに今年の4月には文庫作品初の「2012年本屋大賞」ノミネート作品に選ばれ、一気に注目度を高めた。上半期文庫部門の首位も獲得している。

そのほか今週の文庫部門は、辻村深月の「ツナグ」(新潮社)が通算3度目の首位を獲得。京都の町で、女性バリスタが日常の謎を鮮やかに解決するミステリー、岡崎琢磨の「珈琲店タレーランの事件簿また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を」(宝島社)がジワジワと順位を上げ、遂に2位と初TOP3入りとなった。

また、震災で公開延期となっていたが、いよいよ今週末11月2日より映画公開となる「のぼうの城」の原作文庫上巻(小学館)が、先週の20位から8位にランクイン。2010年11月29日付けでの9位以来、約2年ぶりのTOP10入りとなった。同作下巻も22位から13位に上昇している。

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