Disney新作制作陣がAKBに言及「AKB見たときまさにこれだと思った」。

2012/10/31 00:52 Written by Narinari.com編集部

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ゲームの世界でヒーローになりたい悪役たちの奮闘を描いた、「トイ・ストーリー」のゲーム版とも言えるディズニー映画最新作「シュガー・ラッシュ」(2013年3月23日日本公開)。そんな同作の全米公開(11月2日)に先駆け、10月30日(現地時間29日)にハリウッドの老舗劇場エル・キャピタンでワールドプレミアが行われた。

“シュガー・ラッシュ”とは、主人公ラルフが迷い込んでしまうキャンディーやチョコレート、クッキーなど、カラフルなお菓子で彩られた世界のレーシングゲームのこと。同作のリッチ・ムーア監督が「“シュガー・ラッシュ”の世界は、日本のアニメに敬意を表して作ったんだ」と語るように、登場キャラであるレーサーの女の子たちは、ファッションやメイク、そのしぐさまで日本の女の子を思わせる。

そんな世界観を表現するにふさわしいアーティストを探していたムーア監督が、音楽スーパーバイザーのトム・マクドゥーガルから“世界一有名なJ-POPグループ”として勧められたのが、AKB48だった。曲を聴き、映像を見た監督は、作品のイメージに「ぴったり!」と、AKB48総合プロデューサーの秋元康氏に作詞を依頼。監督の代理として、トム自ら日本に秋元氏を訪ね、作品のイメージを説明するなどを経て、そのタイトル通り思いっ切りポップでスイートな曲「Sugar Rush」が完成した。同曲は劇中挿入歌のほか、エンディングテーマとしてエンドクレジットの2曲目にも起用されている。

ワールドプレミアでは、「トイ・ストーリー」シリーズの監督としても知られる、制作総指揮のジョン・ラセターが「早くみなさんにこの映画を見て欲しいです。それから、AKB48が作品作りに参加してくれました! みなさんに楽しんでもらえると思います」と、AKB48にも言及。

また、トムも「AKB48は日本を象徴する音楽だし、またレースの中で競い合うというシュガー・ラッシュの世界のキャラクターと、メンバーの中で競い合っているAKB48の共通点もあると感じた。AKB48のビデオを見たとき、まさにこれだと思ったんだ。日本の音楽は素晴らしいと思う。ベースにあるのは欧米の音楽だと思うけど、完全に独自の音楽ジャンルを確立しているよね。楽しい気分になれることがとてもいいと思うし、それにポジティブなスピリットを持っているから、今ではすっかりファンだよ。ディズニーアニメで日本の音楽とできたことが嬉しいよ!」と、やはりAKB48、さらには自身の“J-POP観”についても語った。

そしてムーア監督は「この『シュガー・ラッシュ』という作品を、ほかにはないユニークなものにしたかった。マリオ・カートのようなレースゲームみたいに、とても楽しいものにしたかった。ディズニーらしいアニメーションにもしたいし、任天堂みたいなゲーム要素も入れたいし、それを全部一緒に合体させたものが『シュガー・ラッシュ』になったんだ」と作品をアピールしている。

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