“崖上で鉄棒”挑戦も柱ボキッ、スタントマンの男性襲ったハプニング。

2012/10/13 12:45 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


ノルウェーのある男性スタントマンは先日、高さ1,200メートルの断崖上で鉄棒をするという、テレビ番組企画の撮影に参加した。ところが、崖上ギリギリに立てられた鉄棒でいざ大車輪を始めるとよもやのハプニングに襲われ、その様子を撮影した動画が注目を集めている。

この動画は、10月10日付でYouTubeに投稿された「Bar BREAKS During 1200m Base Jump Stunt in Norway」(//www.youtube.com/watch?v=DF7WUe9nNdI)。ノルウェー国営放送局NRKや豪ニュースサイトNinemsnによると、映像は10月中に放送される番組の企画の1つとして、NRKがノルウェー南部の山地で撮影したものだ。

番組スタッフらが見守る中、崖の外側に体を向けて果敢に鉄棒を両手で掴んだのは、普段は外科医としても働くスタントマンのリチャード・ヘンリクセンさん。大きく反動をつけて、大車輪を始めた彼だったが、間もなく衝撃のハプニングに襲われる。2回転目に入ろうとしたそのとき、鉄棒の支柱が根元でボキッと折れてしまったのだ。勢いがついたまま投げ出される格好となった彼の体は、鉄棒の部品と共に、回転しながら崖の下へと消えていった。

NRKがサイト上で公開している動画では、この後、近くで彼のパフォーマンスを見守っていた出演者が慌てふためき、頭を抱えてうずくまるシーンも。彼が転落したとき、現場のスタッフは誰もが「大声を上げて」驚き、彼が死んだと思ったという。しかし落ちていく中、崖に体が当たらなかったことを「ラッキーだった」と冷静に捉えていたヘンリクセンさんは、装備していたパラシュートを開いて無事に着地。パフォーマンス失敗には「がっかりした」としながらも、きちんと危機対応を果たせた自分を「誇りに思う」と話している。

そもそも、彼のパフォーマンスは撮影の本番に向けた「テスト」として行われたもの。その意味では、本番で起こり得た最悪の事態を未然に防いだ有意義なテストとなったが、スタッフがそのテストの様子も撮影していたため、今回映像を公開する運びとなった。

ちなみに、鉄棒が折れた原因は支柱を固定する部品の接続不良と判明。崖への鉄棒設置が「長時間かかって、骨の折れる作業だった」とはいえ、スタッフにはもう少し安全に対する認識が求められるところだ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.