今年結成5周年を迎え、着実にファンを増やし続けているヴィジュアル系バンドのダウトが、一風変わった行動に出た。11月14日にリリースを予定しているメジャー5枚目のシングル「中距離恋愛」は、これまでのポップロック路線から一転、歌謡曲路線で、演歌・歌謡チャートでのランクインを目指すという、V系としては斬新な目標を立てているそうだ。

これまでもダウトは歌謡曲のカバーや、アルバムには演歌も収録するなど、ほかのV系では見られない独自の楽曲路線でファンを増やし続けてきた。しかし、歌謡曲でシングルを出すのは、もちろん今回が初めての試みだ。

バージョンも東京編や大阪編、福岡編や札幌編など、全部で7バージョンの“ご当地ソング”になっており、全4形態のCD仕様にそれぞれ収録されている。

そして、ダウトと言えば毎回恒例になっているリリースイベント。今回は歌謡曲ということもあり、東京・浅草にある大正元年創業、演歌歌謡の老舗レコード店「音のヨーロー堂」でV系としてはもちろん初、異例のインストアイベントを行うことも決定した。

ボーカルの幸樹も「演歌の聖地と呼ばれる場所でやらせてもらえるのは光栄です！ V系ならではのシャウトをするのも楽しいですよね、壊さない程度に楽しみます！」と意気込みを語っている。

また、アーティスト写真とジャケット写真も解禁となったが、アーティスト写真はこれまた銀座にある昭和6年創業の老舗キャバレー“白いばら”で撮影。この「中距離恋愛」の歌謡の雰囲気に絶妙にマッチしたものに仕上がっている。