頬に金属片刺さるも気付かず、事故の拍子に電動バイクの部品グサッ。

2012/10/03 13:13 Written by Narinari.com編集部

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中国で先日、電動バイクに乗っている際に別の電動バイクと衝突し、ブレーキの部品が頬に突き刺さった少女がいる。しかしこの少女、事故後しばらくは痛みを感じず、部品が刺さっていること自体、気が付かなかったそうだ。

中国紙銭江晩報などによると、この少女が事故に遭遇したのは9月15日21時過ぎ、浙江省長興県のある通りでのこと。理髪店での技術習得のために故郷の四川省から同地を訪れていた18歳のテイさんは、従妹が運転する電動バイクの後部座席に座っていた。すると、前方から猛スピードで別の電動バイクが逆走。突然のことに互いに対処しきれなかった2台の電動バイクは衝突、「痛いっ!」との叫び声とともに、もつれるように横転した。

地面に倒れたテイさんは顔から血を流していたが、そんなことよりも逆走してきた相手の交通違反に激怒。「何で逆走なんてしているのよ!」と、従妹と共に相手を責めると、相手は相手で自分の非を決して認めず、言い争いが続いた。そうこうしているうちに、従妹がテイさんの顔から血が流れ続けていることを心配し、「早く病院に行ったほうがいい」と、警察に通報していったん現場を離れることにしたそうだ。

そして病院を訪れた2人だが、テイさん自身、事故でどのようにケガを負ったのかはっきりと説明できなかったことから、医師はテイさんの頬の傷を応急処置し、ひとまず入院させることにした。すると翌日、巡回に来た看護師がテイさんの顔を見てびっくり。前日と比べて明らかに頬が腫れていたため、急遽CT検査を行う運びとなった。

CT検査で判明したのは、テイさんの右頬深くには何かしらの大きな金属片が刺さっていたこと。結果として、それは直径約2センチ、長さ約8センチの電動バイクのブレーキの部品と判明した。医師の話では、ブレーキはもう少しで脳に到達するほど深く突き刺さっており、その場合は命の危険もあったという。そしてテイさんがこれほどまでの傷を負いながら事故直後に強い痛みを感じなかったのは、全神経が“言い争い”に集中していたからではないか、と医師は診ている。

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