旅先で荷物開けたら「ニャー」、なぜか空港のX線検査もくぐり抜ける。

2012/09/21 15:40 Written by Narinari.com編集部

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米オハイオ州のとある特別養護ホームでは、毎年秋になるとフロリダ州オーランドにあるディズニーワールドへ旅行に出かけています。今年も同施設のオーナーであるイーセル・メイズさんと家族のレベッカさんは、18名の入居者とともに恒例の旅行に出かけたのですが、実は予定に入れていなかった“1名”も一緒に連れてきてしまったそうです。

米紙オーランド・センティネルなどによると、イーセルさんらはオハイオから10時間におよぶ移動の後オーランドに到着、ディズニーワールド近くのホテルにチェックインしました。そしてこの滞在先の部屋でスーツケースを開けると、なんと中から「ニャー」という鳴き声。出てきたのは、彼女がホームで世話する6匹のペットのうちの1匹、生後14か月の飼い猫ボブボブだったのです。

前夜急いで荷造りをした職員の男性いわく「なんだかスーツケースが動いた気はしていたのですが……」。しかし、疲れからくる気のせいだと思うことにして、そのままスーツケースを車に積んで寝てしまったそうです。そしてボブボブは身動きが取れなくなったまま、移動中の10時間、自分の身に何が起こっているのか、きっと判らなかったに違いありません。そしてようやく外に出してもらったときにはフロリダの地だった――というわけです。でも、ケガひとつなかったのが幸いですね。

イーセルさんによると、ボブボブは少し震えていたものの、彼女の顔を見ると安心してゴロゴロと身を寄せてきたそう。しかし、スーツケースは空港のX線検査をくぐり抜けたはずですから、なぜボブボブが発見されなかったのかは不思議なところです。

米国のすべての空港セキュリティを担う国土安全保障省の運輸保安庁のサリー・コーシェッツさんによると「X線装置の危険物発見機能は高性能なのですが……」と歯切れが悪い様子。どうやら、ボブボブは「危険物ではない」と太鼓判を押されたようです。

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