「はなちゃんのみそ汁」急上昇、33歳で亡くなった安武さんの食育本。

2012/09/20 04:00 Written by Narinari.com編集部

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安武信吾さん、安武千恵さん、安武はなさんの家族による書籍「はなちゃんのみそ汁」(3月14日発売・文藝春秋)が急上昇している。今週9月24日付けのオリコン“本”ランキングBOOK(総合)部門で、先週9月17日付け100位圏外から大きく順位を上げ24位にランクイン、初のTOP100入りを果たした。

「はなちゃんのみそ汁」は、2008年に癌のため33歳という若さで亡くなった安武千恵さんのブログ「早寝早起き玄米生活〜がんとムスメと、時々、旦那〜」と、夫・安武信吾さんの手記、そして娘のはなちゃんの手紙で綴られた作品。25歳で乳癌を患い再発のリスクを抱えての妊娠・出産を経て肺がんに転移という自身の闘病生活から食生活の改善を図り、「食べることは生きること」と定義、自分の死後もわが子がしっかり生きていけるよう、食事の大切さと料理を教えた食育&育児本だ。

現在小学4年生になるはなちゃんは、今も5歳のときにした母との約束を守り、鰹節を削ることから始めるみそ汁作りを毎朝続けている。3月に発売されて以降、これまでも多くのメディアが紹介し話題となっていたが、先週9月14日に放送された情報番組「あさイチ」(NHK)での紹介が注目を浴び、今回の急上昇となったようだ。

見出しの「あなたは子どもに何を遺せますか?」というメッセージは、子を持つ親ならもちろん、これからの未来を担う子どもたちへ大人は何が残せるのか、残すべきなのかをじっくり考えさせられる。出版社によると、作品への反響は現在もとても大きいとのことで、今後のさらなる広がりが期待できそうだ。

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