東京“トマト祭り”急遽中止に、理由は「様々な反対意見があり…」。

2012/09/09 03:12 Written by ナリナリ編集部

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毎年8月にスペイン・ブニョールで開催される“トマト祭り”こと「ラ・トマティーナ」。街中でトマトをぶつけ合うという絶大なインパクトを放つこのお祭りは、日本でも数多くのメディアで紹介され、毎年話題になる著名な海外のお祭りのひとつだ。そんな“トマト祭り”を日本でもやってみたい――との思いから、9月9日に“トマト祭り”を模したイベント「Tomatina House」が東京で開催される予定だったが、運営サイドは公式サイトで急遽中止を発表した。

運営サイドの発表によると、中止の理由は「様々な反対意見があり、このまま強行運営致しますと、当日様々な事が起きることが想定されます」と説明。そのため、9日の開催は中止し、「今後の運営を考えて行きたいと思います」としている。

「Tomatina House」は、東京・二子玉川の多摩川河川敷を舞台に行う予定だったイベント。当初の計画では、参加者は100人限定で、参加費は弁当・飲み物代込みで1人2,500円だった。

ただ、9月5日から6日にかけて、一部ネットメディアがこの大会の話題を伝えると、たちまち「食べ物を粗末にするな」「形だけ持ってきても意味がない」「多摩川絶対汚すだろ」等々、批判的な意見が噴出。中には「楽しそう」「やりたい」といった声もあったものの、反対意見は運営サイドにも多く届き、今回の中止決定となったようだ。


☆本家「ラ・トマティーナ」とは…

スペインのバレンシア地方にある小さな街・ブニョールで、8月末に開催される収穫祭(今年は8月29日に開催)。1940年代に始まったと言われるこのお祭りは、あまりの過激さに、幾度か当局より禁止が通達された時期もあったという。しかし、現在はきちんとルールが定められ、世界から毎年数万人が訪れるほど観光面でも重要なお祭りとなっている。

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