“今までの人生”を競売に出品、経営するゲーム販売店や所有物売却へ。

2012/08/28 15:52 Written by Narinari.com編集部

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米フロリダで暮らすある男性が、自分のビジネスや家、車など、所有するほぼすべてのものをeBayに出品し、350万ドル(約2億7,000万円)で落札してくれる人を探しています。男性はこの“商品”を出品した理由について、「今までの人生を全部売却して、新しい人生を始めたいんだ」と語っているそうです。

米ニュースサイトのハフィントン・ポストなどによると、この男性はシェイン・ブッチャーさん(29歳)。彼は妻と2009年に始めたビデオゲーム店「R.U. Game?」が成功し、現在は3店舗を抱えるチェーン店のオーナーです。2軒の自宅、3台のスポーツカーを含む車のコレクションを所有するなど、成功を収めた若き実業家。もちろん経営は黒字、そして家や車のローンもすべて払い済みと、まさにアメリカンドリームのお手本のような人生なのですが、そのアメリカンドリームを、彼はすべて他人に譲ることにしました。

eBayに出品しているのは、ビジネス関連では「取引先との契約」「オンラインショップの運営権利」など、自身の所有物は「洋服や写真、自分たちにとって記念の品々、もちろん家族と飼い犬以外」(シェインさんのeBay入札ページの説明より)と、本当にほぼすべてを手放す予定です。

シェインさんは、ビデオゲーム店の経営については「転売後、6か月間は引き継ぎを含めてお手伝いする」としており、さらに「家の中でいらないものはこちらで処分します」と、購入者へのサービスも忘れていません。彼によれば、すでに購入に興味を持っている人物がおり、メールのやり取りをしている段階とのこと。

それにしても、気になるのはなぜ売りに出すのかという理由ですが、シェインさんは「自分の城を建てたけど、それを売ればもっと大きく、そしてベターな城がまた建てられるかもしれないじゃないか」というのが今回の計画のモチベーションのよう。売却が成立したらまずは世界中を旅して、フロリダに戻ったあとは、また一からの新しいスタートを考えているそうです。

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