マックの商品が辛過ぎて通報、客の態度を中国ネットユーザーが猛批判。

2012/08/26 09:52 Written by Narinari.com編集部

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中国のマクドナルドで先日、商品を巡るちょっとした騒動があった。ある客が、注文したメニューの味が「いつもより辛い」と、警察に通報したのだ。ネットではこの客に「大げさだ」などと批判が殺到する一方、「中国のマックはときどき味が違う」と理解を示す声も一部で挙がっている。

中国メディア金融網などによると、この騒動が起きたのは8月中旬のこと。夕飯を食べに広東省広州市のマクドナルドを訪れたある客が、スパイシーチキンバーガーセットを注文したところ、以前食べたものと味が異なると感じたという。スパイシーチキンバーガーはもともと辛さが売りのメニューだが、その辛さが妙に強い印象を受けたことから、最終的に警察へ通報するという行動に出たそうだ。

結果、店では騒動となり、当時現場にいたほかの客によって微博(中国版ツイッター)を通じて拡散。多くの人が知るところとなった。

同店のマネージャーが地元紙に明かした話では、「確かに騒動はあった」とのこと。通報した客は警察に「以前食べたスパイシーチキンバーガーはそれほど辛くなかったが、今回食べたものは辛過ぎる」と事情を説明したという。

それにしても、なぜ味が異なることの通報先が警察だったのだろうか。この客は「マクドナルドやケンタッキーのような世界的なファストフード店は、味や量、品質が必ず統一されていなければならない。食材の加工過程などで問題が起きたのではないか」との考えから、警察に訴えたものと見られている。

ちなみに、「味が違う」との指摘に対し、店側はセットの交換を申し出ているが、客はこれを拒否。微博や報道などにより一連の話がネットユーザーの知るところとなると、「たかだか17.5元(約215円)のセットなんだから、味が気に入らないならば帰ればいいだけだろ」「警察を何だと思っているんだ」と、客への批判が殺到した。

それでも、中国のマクドナルドの品質に疑問を投げかけながら、客を擁護する声も一部ではある。あるネットユーザーは「確かにポテトとかすげぇしょっぱいときあるな」、また別のユーザーも「ときどき肉の硬さが違う」と不満を告白。さらには「ここが中国である以上、外国ブランドと言えども品質なんて期待するほうがおかしい」などと、自虐的な声も挙がっている。

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