78億円の高級マンション販売、デ・ニーロの息子らが販売を仲介。

2012/08/04 05:00 Written by Narinari.com編集部

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世界に名だたる大都市の1つ、米ニューヨーク。いま、その中心地にそびえ立つ超高層マンションの一部フロアが1億ドル(約78億円)もの価格で売りに出され、注目を集めている。しかも、販売を手掛ける不動産業者の担当者の1人が、ラファエル・デ・ニーロ氏なる人物。あのロバート・デ・ニーロの息子という彼は、これまでにもさまざまな案件を捌いて来た“敏腕”とされ、今回の物件の注目度をさらに高めている。

米紙ニューヨーク・デイリーニュースやメトロなどによると、1億ドルの物件が売りに出されたのは、セントラルパークの近くに立つ、高さ248メートルの超高層マンション「CitySpire」の最上部3フロア。1993年、不動産業を営むスティーブン・クラー氏が最上部の73階から75階部分を購入すると、著名インテリアデザイナーの手によって内装や設備を次々と改築していき、さらなる豪華マンションへと変貌を遂げた物件だ。

建設当時、ニューヨークの建築基準を超えた高さで設計されるも、市との話し合いでそのまま着工に至った経緯があるという「CitySpire」。今回販売するフロアには、6つの寝室や9つのバスルームのほか、ニューヨークのマンションでは最も高いテラス、20人以上収容できるダイニングルームなどを備え、すべての部屋から眼下に広がる大都市の街並みを見渡せる。3フロアの延べ床面積は約740平方メートルにも及び、すべてが豪華に彩られたこの物件は“特別な宝石”と形容されることもあるという。

もちろん、話題のフロア部分に限らず、「CitySpire」自体が備えるサービスも充実している。専属のドアマンやコンシェルジュが24時間対応しているほか、フィットネスセンターやミーティングルームなども完備。セントラルパークやカーネギーホール、5番街などを目の前に控える一等地に立っているだけに、ここに入居できるだけでも“選ばれた住民”と言える高級マンションとなっている。

そんな物件の販売仲介を手掛けるのが、ラファエル氏。物件情報を掲載している不動産業者の情報によると、「優秀で勤勉」な彼は、これまでにマンハッタンやカリブ海での案件に携わるなど実績を積み重ね、業界では「ポジティブな評判」を受けている信頼の人物と紹介されている。

そんな彼が担った1億ドルの物件に、果たして買い手がつくのかどうかは気になるところだが、ニューヨークでは、今年3月にロシア人富豪が8,800万ドル(約69億円)の物件を購入したケースも。ほかに9,000万ドル(約70億円)の物件も売りに出されるなど、ここ最近「高額物件の市場は賑やか」とあって、1億ドルでも買い手は付くと睨んでいるようだ。

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