復帰叶わず浪人の田口壮引退「残念ながら野球人生の区切りの日」。

2012/07/31 17:35 Written by Narinari.com編集部

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昨オフにオリックスから戦力外通告を受け、今季は浪人としてトレーニングを積みながら“復帰”を目指していた田口壮外野手が7月31日、公式ブログで現役引退を表明した。

田口選手は昨年のオリックス春季キャンプ中に右肩を故障し、2軍スタート。5月に1軍登録され、62試合、打率.273、0本塁打、15打点の成績を残したが、8月末に2軍落ちしてからは再昇格はなく、オフに戦力外通告を受けた。その後、10月に右肩を手術。迎えた2012年はリハビリやトレーニングをしながら獲得の声がかかるのを待つ日々だったが、7月31日をもってセ・パ両リーグの選手契約、および譲渡期間が終了、各球団の補強が締め切られたことから、田口選手の“復帰”の可能性が消滅した。

そして7月31日、ブログで「取り急ぎの、お知らせです。本日、2012年7月31日は、残念ながら野球人生の区切りの日となってしまいました」と引退を表明。「応援してくださった方。復活を信じて待っていてくださった方。期待に応えることができず、本当にすみませんでした」とお詫びの言葉をつづり、「今はこれを書くのが精一杯です。ごめんなさい」と辛い胸の内を明かしている。

田口選手は1969年生まれの43歳。1991年のドラフト1位でオリックスに入団後、内野手から外野手に転向し、イチロー外野手(当時)と共に鉄壁の外野守備陣を構成、ゴールデングラブ賞の常連となった。そして、2001年オフにFA権を行使して米国へ渡り、セントルイス・カージナルスへ入団。その後、フィリーズ、カブスと渡り歩き、メジャー在籍8年間で672試合、打率.279、19本塁打、163打点、39盗塁の成績を残している。オリックスには2010年に復帰し、2シーズン在籍した。

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