“男女逆転大奥”にオノマチら、豪華な布陣の第2弾キャスト発表。

2012/07/27 06:00 Written by Narinari.com編集部

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2010年10月に公開され、観客動員数200万人のヒットを記録した映画「大奥」から2年。今年12月22日に、再び“男女逆転大奥”の第2弾「大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]」が公開される。すでに主役となる、野望を秘めて大奥にあがり大奥総取締に就く右衛門佐(えもんのすけ)役を堺雅人が、才色兼備でありながら世継ぎを産む責務を背負わされた女将軍・徳川綱吉役を菅野美穂が務めることが発表されているが、さらなる豪華出演陣が明らかになった。

前作8代将軍吉宗の時代から遡り、5代将軍綱吉の時代が舞台の今作では、愛よりも権力に生きた男と、徳川家の宿命を背負った女の切なくも美しい愛の物語が描かれる。

今回発表された第2弾キャストでは、幕府の側用人として綱吉(菅野)に仕え、主従関係以上の想いをも感じさせる柳澤吉保役に尾野真千子、大奥総取締・右衛門佐(堺)の部屋子として仕える秋本役に柄本佑が起用された。柄本は作品の水先案内人として、どこか俯瞰で大奥を見ながら、観客を作品の世界に引き込む語り部としても重要な役どころだ。

また、世継ぎ問題に端を発し、派閥争いで野望・策略・陰謀・嫉妬渦巻く大奥の男衆たちも豪華な面々がズラリ。将軍の実の父として綱吉を溺愛し、公私にわたり口をはさむ桂昌院役を西田敏行、その配下で綱吉との子・松姫の父として大奥内の力をもちながらも、どこか頼りない側室・伝兵衛役を要潤、桂昌院・伝兵衛の対抗派閥である大奥の御台所(正室)信平役を宮藤官九郎が演じる。

そのほかにも綱吉の初恋の相手阿久里に榎木孝明、その妻・牧野備後守成貞に市毛良枝、右衛門佐の母・水無瀬権中納言氏信に由紀さおり、桂昌院が崇拝し生類憐みの令の発令を薦める僧侶・隆光に堺正章など、実力派のベテランが脇を固める。

「大奥」は、「MELODY」(白泉社)に2004年6月より連載中のよしながふみの同名少女マンガが原作。単行本は現在7巻まで刊行され、総部数は約300万部を突破した作品だ。2006年に第5回センス・オブ・ジェンダー賞特別賞、第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、2009年に第13回手塚治虫文化賞マンガ大賞、2010年に日本人初、コミック初受賞となるジェイムズ・ディプトリーJr.賞、2011年に第56回小学館漫画賞(少女向け部門)を受賞した。

映像作品は2010年の映画第1作に続き、今秋(10月スタート)にはTBS系で「大奥〜誕生〜[有功・家光篇]」として連ドラ化。三代将軍家光(多部未華子)がなぜ女将軍になり変わったのかの秘密と、その過程で引き裂かれる純愛が描かれる。映画第2弾の「大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]」は2012年12月22日全国ロードショー。

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