V系ダウトに美川憲一が太鼓判、許諾取らずカバーには“お叱り”も。

2012/07/27 05:00 Written by Narinari.com編集部

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人気急上昇中のヴィジュアル系ロックバンド・ダウトのミニアルバム「high collar(ハイカラ)」が8月15日にリリースされる。毎回ユニークな形態名が付くことで知られる彼ら、今回も初回限定和食盤(CD+DVD)・初回限定洋食盤(CD+DVD)・中華盤(CD2枚組)の3形態での展開となるが、今作の「中華盤」は、カバー楽曲6曲のみを収録したディスク付きだ。インディーズ時代にはカバーフルアルバム「登龍門」をリリースし、話題を振り撒いた彼らだが、今回も独自の世界感で完成させたアレンジで期待を裏切らないカバー曲が収められている。

その中で、演歌歌謡曲界、そして芸能界の大御所である美川憲一の「さそり座の女」をカバーしているのだが、ついつい気持ちが先走ってしまった彼らは、レコーディング後にうっかり本人の許諾を取っていないことに気が付き、急いで美川がいるというスタジオへラジカセ片手に飛び込んだ。

スタジオで美川に、早速「さそり座の女」をカバーしたことを伝えると、「許可も無く勝手にレコーディングして……冗談じゃないわ」と、これぞ“美川節”というお叱りの言葉。しかし、ダウトが歌う「さそり座の女」をしばらく聴くなり、「あらっ、いいじゃなーい」と褒め言葉が飛び出し、「許可も無くなんて言ったけど、よくぞこの曲を選んでくれた、応援するわ」と、その出来栄えに笑顔で太鼓判を押し、最後にはミニアルバム用のCMスポット用のナレーション依頼も「やっちゃうわよ〜」と快く承諾。“美川節”のナレーションに、ダウトのメンバーもただただ感激の面持ちだった。

ヴォーカルの幸樹は「最初はめちゃくちゃ緊張しましたが、美川さんが僕たちダウトの『さそり座の女』を気に入ってくれて本当に嬉しかったです。いつか共演させていただきたいなぁ……と密かに思っています。調子に乗りすぎですかね(笑)」と、改めて音楽界の大先輩に認めてもらったことに感激の様子。これをきっかけに、いつか美川とダウトの奇跡の競演が実現することがあるかもしれない。

なお、美川のナレーションVer.のCMスポットは、CS音楽放送を中心に、街頭ビジョンやAMラジオなどでもオンエアされる予定。着うたもレコチョク、dwango.jpなどで配信中だ。また、「さそり座の女」試聴と、美川×ダウトのオフィシャルコメント動画、美川ナレーションver.「high collar」の15秒スポットは、YouTubeの徳間ジャパン公式チャンネルにもアップされているので、ファンはこちらも要チェックだ。

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