“夢の国”警備員の素敵な行動、来園の少女に「王女様、サインを」。

2012/07/26 18:03 Written by Narinari.com編集部

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ディズニーランドは、大人も子どもも楽しませてくれる“夢の国”。誰もが酔いしれる世界を創り上げているのは、コンセプトを忠実に再現した施設と共に、徹底したサービス精神でゲストを迎えるあらゆるキャストの力があってこそだ。米国のある女性は以前、家族で米フロリダ州のディズニー・ワールドを訪れた際に思いがけぬ警備員の行動を受け、記憶に残る特別な思い出ができたという。

米ニュースサイトのハフィントンポストによると、心暖まる思い出と素敵な写真を紹介したのは、よく家族でディズニー・ワールドを訪れるというバーバラ・ブンチュークさん。彼女は先日、写真共有SNS「Pinterest」で、エピソードを添えて1枚の写真を紹介した。その写真は「ディズニー・ワールドでの忘れられない家族の瞬間」と題され、手帳を持ち、向かい合う警備員と少女の姿が写されている。

ブンチュークさんの説明によれば、写真を撮ったのは2008年のこと。当時「5歳か6歳」の孫娘アリちゃんら家族と共に“夢の国”を訪れた際に撮影したものだ。家族に忘れられない思い出ができたのは、入園した直後の出来事。この日の期待を表すかのように、きれいなドレスを着て訪れたアリちゃんのもとへ、1人の男性警備員が近づいて来たという。

袖にミッキーマウスのワッペンを付けている以外、見かけはごく普通の制服を着た警備員。しかし彼もまた、子どもたちを楽しませる“夢の国”の1人だった。おもむろにアリちゃんのもとへやって来た彼は、突然「すみません王女様、私にあなたのサインを頂けませんか」と話しかけ、手帳を取り出した。ブンチュークさんが覗きこむと、手帳にはほかの子どもたちが書いた「サインで満たされていた」そうだ。

ただ、当のアリちゃんは、思わぬ要請に「この人はふざけてるの?」といった目を家族に向けたといい、大いに戸惑っていた様子。それでも「まるで彼女を本当に王女様と信じているよう」な警備員の態度に、見守る家族は感動を覚えたという。結局この訪問では、入園直後に出くわした「素晴らしい警備員」が家族にできた最高の思い出となり、以後ディズニー・ワールドへの旅行が「特別なもの」になったブンチュークさんの家族。今年9月には8回目の訪問も計画するほど、頻繁に訪れるようになったそうだ。

彼女が紹介したこのエピソードは、間もなくインターネット上で注目を集め始め、多くのブログやソーシャルニュースサイト「reddit」を通じて米国で話題に。「私たちはこの男性から多くのことを学べる」との意見が上がるなど、警備員が見せたサービス精神に心打たれた人が多いようだ。

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