ブリトニーに憧れ性転換手術、生まれ変わった自分に「自由感じる」。

2012/07/26 13:27 Written by Narinari.com編集部

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性同一性障害の克服のため、性別適合手術などを経て米歌手のブリトニー・スピアーズそっくりの容姿になろうと努力している元男性がいます。そのためにかかった費用は、これまでに7万ドル(約547万円)。女性として生まれ変わった自分にようやく「自由を感じることができるようになった」と、先日、メディアに喜びを語りました。

米ニュースサイトのハフィントンポストなどによると、この女性は米オハイオ州出身のカーラ・ヘイズさん(26歳)。彼女はもともとコーディという名で男性としてのアイデンティティを持っていました。しかし子どもの頃から「自分は男性の体に閉じ込められた女性なのだ」と感じていたカーラさんは、12歳の頃にはすでにブリトニーのコスチューム姿でハロウィンをお祝いするなど、同性目線で女性アイドルの大ファンだったのです。しかしそんな彼女は、キリスト教徒が多く保守的な同州の環境からは、かなり浮いた存在だったことでしょう。

それでも高校に通う頃になってからは、両親の理解もあって女性用の衣類をまとい、ヘアスタイルもブリトニーを真似たスタイルに。さらに数年後には豊胸と性別適合手術を受け、ようやく体も女性として生まれ変わることができました。

その後も、カーラさんはブリトニーのファッションを真似しつづけ、ブリトニーが一時精神不安定になり、頭の毛を剃ってしまった際にも、「私もかなり心が揺れていた時期だったし」と、丸坊主にしてしまったこともあるそうです。

カーラさんがここまでブリトニーを真似る理由は、本人曰く「彼女は芯の通った強さを秘めていたし、なにしろ誰もが彼女と付き合ってみたいと熱望していた」ため、自分が理想とする女性像として映ったのだそう。「今の時代だったらレディー・ガガやケイティ・ペリーがそれに価するわね」と語る彼女が、多感なティーンエイジャー時代を過ごした時にスーパースターだったアイドル、それがブリトニーでした。

カーラさんは現在、ニューヨークで学生生活を送っていますが、たまに道行く人からブリトニーに間違われることもあるそうで、そんな時は本当に「自分のアイデンティティを認められたみたい」と喜びを感じるそうです。

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