NTTドコモは7月25日、スマートフォン向けのネット接続サービス「spモード」サーバーで発生した障害により、各種設定情報が変更される事象が発生したと発表した。

この障害は7月25日午前1時41分から9時14分に発生。その後、9時14分から13時37分までは「spモード各種設定」サイトを停止した。原因は「spモード」サービスの設定変更サイトのアクセスを管理するサーバーでソフトウェア更改を行った際に、データ設定を誤ったためと説明している。

具体的なユーザーへの影響としては、障害発生の時間内に「spモード各種設定」へアクセスした一部ユーザーにおいて、他人の設定画面が表示された。これにより、他人のパスワードやメールアドレスが変更されたケースが約1,000契約あったという。

ただし、NTTドコモ側で影響を受けたユーザーを特定できることから、特定ができ次第、速やかに対応するとしている。

NTTドコモの「spモード」では昨年12月にも、メールアドレスが勝手に他人のものに置き換わる障害が発生。その前後に起きた障害と合わせ、今年1月に総務省から指導が入っていた。