2008年公開当時に世界を席巻するほどの興行成績を記録した映画「ダークナイト」の続編、そしてシリーズ完結編として、7月28日に日本公開される「ダークナイト ライジング」。そんな同作のワールド・プレミアが7月16日、米ニューヨークで開催された。セキュリティーのためNYPD(ニューヨーク市警察)も動員され、ブローウェイ1車線を完全封鎖。「ダークナイト ライジング」のイメージを象徴したようなバットエンブレムが散りばめられたブラックカーペットに、豪華出演キャスト・スタッフらが集結した。
この日のワールド・プレミアは、2012年最大の注目作の初お披露目の場とあって、完結編を待ち望む多くのファンと報道陣が殺到。クリスチャン・ベール、ゲイリー・オールドマン、アン・ハサウェイ、トム・ハーディー、マリオン・コティヤール、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、モーガン・フリーマン、そして監督・脚本・製作のクリストファー・ノーランらが登場し始めると大きな歓声が上がり、写真撮影と数台のカメラの取材に応えた。
プレミアに出席した各キャストのコメントは次の通り。
○クリスチャン・ベール(ブルース・ウェイン/バットマン=ダークナイ)
Q: ご自分にとって、この役の存在は?
C: 非常に複雑なキャラクターであり、様々な側面から物語を引き出すことが出来るね。私の人生も色んな意味で変わりました。この経験全てが私に取って大事なものとなりました。
Q: 新しいキャストとの共演は?
C: 全作で新しいキャストと共演してきましたが、クリス(監督)は常にすばらしい俳優を選びますね。トムとアンとマリオン、みな素晴らしい俳優で、映画のセットで常に新しい空気があるというのは、やりがいがあります。僕らの小さな家族の一員となったわけですから。
Q: 日本のファンに一言:
皆さんが楽しんで頂ければうれしいな。三部作の最後に相応しい仕上がりになっていればと願っています。
○アン・ハサウェイ(セリーナ・カイル/キャットウーマン)
Q: 徴的な役ですが、どのようなリサーチをしましたか?
A: コミックを読んだり、彼女がどのような人間か勉強しました。昔の映画や女優さんと猫に関するリサーチも沢山しました。
Q: このキャラクターは前にも演じられているわけですが、何を残して、何を変えたりしましたか?
A: 昔の女優さんには申し訳ないけど、新しい役作りが出来たと思う。この作品は今までとは全く違う世界なので、きっとわかってもらえると思う。
Q: 婚約者は、キャットウーマンの衣装をどう思いましたか?
A: とっても気に入ってくれました。
○トム・ハーディー(ベイン)
Q: ベイン役どうでしたか?
T: とってもクールです。
Q: どうやってあの肉体を作り上げたのですか?
T: ジム行って、4か月ほどスタントチームとトレーニングして、沢山食べたな。
Q: マスクとハードなアクション、大変でしたか?
T: そうでもないよ。とっても楽しかった。楽しい映画だった。
Q: うらやましいと思う人が多いと思いますよ。
T: 自分が自分のことをうらやましいと思っているよ。
Q: 日本のファンに一言:
T: 早く日本に行って皆さんに会いたい。楽しみにしてるよ。
○ゲイリー・オールドマン(ゴードン市警本部長)
Q: 最後ですが、いかがでしょうか?
G: 少し寂しいよ。良い家族だったし。8年間というのは、学校みたいなもんだね。卒業して、離れると同じように、また会う人もいれば、会わない人もいる。
Q: 新たなキャストとの共演は?
G: 最高でした。ジョゼフとのシーンが沢山あって、それが映画で良い感じなんです。ずっと彼のファンだったので、やっと一緒に仕事が出来て嬉しかったな。
Q: 日本のファンに一言:
G: 日本の皆様、ハロー。久しぶりですね。『ダークナイト ライジング』を是非見に行ってください。大ヒットです。
○モーガン・フリーマン(ルーシャス・フォックス)
Q: 無事、最後まで来ましたね?
M: 幸いなことに。僕もびっくり。
Q: 長く関わって来て、終えるというのは?
M: いつもそうだけど、長く一緒にいたグループとさよならするのは、特にこのグループのように仲が良いというのは、ノスタルジーが少し残りますね。でも、また一本の映画の撮影が終了したって感じです。
Q: クリストファー・ノーラン監督とのお仕事は?
M: 最高です。やっと慣れてきて、スムーズに、ラブリーになってきたところで、完了。本当に楽しかったです。
Q: 日本のファンに一言:
M: こんにちは。この映画を絶対に見てください。楽しいよ。
○マリオン・コティヤール(ミランダ・テイト)
Q: このグループのお仕事はどうでしたか?
M: モーガン・フリーマン、ゲイリー・オールドマン、クリスチャン・ベール、クリス・ノーラン監督とお仕事が出来て、最高でした。監督の作品ならいつでも出演したいわ。彼は素晴らしいアーティストで、ビジョンもしっかり持っている。本当に楽しかったです。
Q: 日本のファンに一言:
M: 日本の皆様、こんにちは。メッセージが不得意ですみません。近いうち会いましょう。
「ダークナイト ライジング」は7月28日(土)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー(7月27日先行上映決定)。