元巨人の張本勲氏と元阪神の江本孟紀氏が7月16日、映画「アベンジャーズ」(8月14日より全国公開)の公開を記念して行われた阪神甲子園球場での阪神ー巨人戦の始球式に登場。現役時代を彷彿させる“対決”が繰り広げられた。
この日、打者である張本氏は自負する現役時の最強のユニフォームを、投手の江本氏は、「アベンジャーズ」に登場するヒーロー“ソー”の衣装を身にまとい、“アイアンマン”“ソー”“キャプテン・アメリカ”“ハルク”に扮したキッズ・アベンジャーズを従えて登場。ファンで埋め尽くされた甲子園は歓声に包まれ、2人の始球式での“対決”を固唾をのんで見守った。
アンパイアの「プレイボール!」の後、江本氏は大きく振りかぶり、その投球は張本氏の手前でワンバウンド。張本氏はその球を受け大きくスイングし、始球式は無事に終了となった。
始球式を終え、張本氏は「何十年かぶりの対決で懐かしかったですね」、江本氏は「昭和51年、張本さんは巨人に、僕は南海から阪神にいった時ですね、張本さんにはよくやられましたね」と、現役時代を振り返る2人。始球式について張本氏は「あっぱれですね!しかも子どもたちもこういう格好でいい思い出になりました」、江本氏は「僕もこんな格好をするとは思ってなかったです。(阪神の選手に)貸そうかと言いましたよ」と、楽しい経験になったようだ。
今回、張本氏と江本氏は、「アベンジャーズ」がマーベルを代表する最強ヒーローたちが集う作品ということにちなみ、“最強OB”としての起用となったが、江本氏は「張本さんほど、最強はいないでしょ、日本一の安打数なのですから」と、日本のプロ野球に偉大な足跡を残した先輩を称え、自身については「張本さんは最強、僕は口が最強です」とグラウンド外での“最強”を自負した。
また「アベンジャーズ」の内容については、張本氏は「類のないアクション映画で、悪を退治するのは人間の本能だね」、江本氏は「善vs.悪対決というより、悪に立ち向かうというところがいいよね。よく分からない時代なので、こんな映画でスカッとしたいね」とコメント。
そしてこの日着用した衣装について江本氏は「ソーは神の国の子どもだけど、私も神の子に近いんです。先祖がフェニキア人なんですよ、だから似合うんです。共通点があります」と、着こなしの秘密を明かすと、張本氏は「(江本氏の衣装が)似合うね!本物と変わらないよ。私には似合わないと思うな。でも、アイアンマンの格好をしたいね」と、意外とノリノリだったようだ。
映画「アベンジャーズ」は8月14日(火)、3D・2Dロードショー。