「任侠ヘルパー」デリコが歌う、11月公開の劇場版で主題歌を担当。

2012/07/04 10:55 Written by ナリナリ編集部

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11月17日に公開される草なぎ剛主演映画「任侠ヘルパー」の主題歌に、LOVE PSYCHEDELICOの新曲「Beautiful World」が起用されることがわかった。LOVE PSYCHEDELICOが草なぎ主演作の主題歌を務めるのは、2004年に草なぎがチョナン・カンとして主演した映画「ホテルビーナス」以来、2度目となる。

映画「任侠ヘルパー」は、2009年7月期にフジテレビ系で放送された同名ドラマの劇場版新作。「介護問題とはかけ離れた立場にいた主人公が、介護問題に直面し、その心の変化を通じて介護問題を考えることの大切さを伝える」ことをテーマに、草なぎ演じる極道者・翼彦一が、敵対するシマで素性を隠して老人介護をするという前代未聞のストーリー展開が人気を呼び、最高視聴率17.8%、平均視聴率15%を記録した。

今回の映画版では物語が完結したドラマ版の世界観はそのままに、組を抜け堅気として生きていく彦一の前に立ちはだかる現実、そして、新たな土地、新たな老人介護施設を舞台に、住人たちの人間らしさを取り戻すため、「任侠道」を胸に強大な敵と闘い奮闘する彦一の姿を描く新たなストーリーが展開される。

そんな映画版の主題歌に起用された「Beautiful World」は、切ないギターのイントロで始まり、LOVE PSYCHEDELICOらしい日本語と英語が絶妙に交じり合う歌詞で、KUMIが切なく歌い上げるバラードとなっており、作品の世界を感動的に演出している。シングルは11月14日に発売予定だ。

今回の主題歌について草なぎは「不思議と彼らの音楽世界観と、任侠の世界観がマッチして、ストーリーはもちろん、作品自体が新しく生まれ変わり大変嬉しく思います。映画『ホテルビーナス』やSMAPシングル『This is love』のコラボもそうですが、今回『任侠ヘルパー』のLOVE PSYCHEDELICO主題歌は僕にとって特別な曲になりました。是非劇場で聴いてください」とコメント。

LOVE PSYCHEDELICOのKUMIは「映画の主題歌のお話を頂いたとき、震災以降私達日本人みんなが経験してきた、生きていくことの美しさ、繋がることの素晴らしさを音楽で表現出来ないかとトライしていたので、この映画の本質とも深くリンクしていて素敵なコラボレーションになったと感じています。公開が楽しみ!」、NAOKIは「音楽や映画、芸術を通して世の中のみんなと繋がっていけるこの機会を大変光栄に思います。今僕らみんなが感じている愛を作品に込めて作りました。草?君とまた映画作品を通じて共演出来ることも大変嬉しく思っております。It's a beautiful world!」と、それぞれ喜びのコメントを寄せた。

また、日本のみならず各国でも問題になっている介護問題をテーマにしているこの映画は、海外でも広く展開するべく現在調整中。海外展開の際の英語タイトルは、西谷弘監督の発案で、主題歌と同タイトルの「Beautiful World」とすることが決定した。これは映画ストーリーの軸なる貧しく汚い「うみねこの家」が、実は最も美しい場所だというテーマに主題歌タイトルがぴたりと合致したためだという。

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